ITパスポートに受かる気がしない・受からない理由7選!受かるためのポイントは?

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ITパスポートに受かる気がしないという人は多いです。

後ほど詳しく解説しますが、ITパスポートは意外と難しい試験なのでしっかりと勉強・対策をしておかないと受かりません。

本記事では日本トップクラスにITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートに受かる気がしない・受からない理由を7つご紹介します。また、受かるためのポイントも合わせてご紹介します。

ITパスポートを受験予定の人はぜひ最後までお読みください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば受かる気がしなくても、少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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ITパスポートに受かる気がしないという意見は知恵袋に多数投稿あり

Yahoo!知恵袋には「ITパスポートに受かる気がしない」という意見がたくさん投稿されています。

ITパスポート試験受けるけど受かる気がしません。

今月末に受けます。今はただ過去問解いたりテキスト読み返したりしているくらいです。

全体的に点数が取れませんが、特にマネジメントの範囲が取れません。

どうすれば取れますか?私は興味のない部分はやる気が起きません。

出典:Yahoo!知恵袋

ITパスポート試験受けてきたのですが受かる気がしません。前回は580点でその前は560点でした。どう勉強したらいいかわからないです。アドバイスください。

出典:Yahoo!知恵袋

後ほど詳しく解説しますが、ITパスポートは決して簡単な試験ではないので「ITパスポートに受かる気がしない」というのは至って普通のことです。

ITパスポートに受かる気がしない・受からない理由7選!

ITパスポートに受かる気がしない・受からない理由としては主に以下の7つがあげられます。

  1. 試験範囲が広すぎる
  2. 簡単だと思って舐めていた
  3. 専門用語が数多く登場する
  4. 暗記だけでは対応できない問題がある
  5. 勉強時間が不足している
  6. 独学での勉強に頼っている
  7. 模擬試験の活用不足

それぞれ詳しく解説します。

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1:試験範囲が広すぎる

ITパスポートではストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野から問題が出題されます。

※各分野の詳細は「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」をご覧ください。

ITパスポートの試験範囲はITパスポート公式サイトに掲載されているシラバスから確認することができます。

ITパスポートのシラバス

ITパスポートのシラバスのページ数は60ページ以上にも及ぶため、試験範囲はかなり広いことがわかります。

ITパスポートに受かる気がしない・受からない人の多くは、その膨大な試験範囲の対策に苦戦しています。

※ITパスポートの試験範囲については「ITパスポートの試験範囲は広い!変更・拡大されることもあるので要注意」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

2:簡単だと思って舐めていた

ITパスポートの合格率(令和3年度1月度データ)は以下の通りとなっており、全体で見ると受験者の半分以上が合格しています。

応募者数受験者数合格者数合格率
社会人8,264人7,197人4,587人63.7%
学生4,593人4,069人1,808人44.4%
合計12,857人11,266人6,395人56.8%

高校生で合格している人も多数存在します。

※詳しくは「ITパスポートの高校生合格率は?メリットは?独学可能?勉強方法もご紹介」をご覧ください。

また、ITパスポートの合格基準は以下2つの条件を両方とも満たすことであり、他の国家資格と比べるとそこまで厳しい合格基準ではありません。

  • 試験全体を1,000点満点に換算したとき、600点以上の得点(=総合評価点が600点以上)
  • 各分野ごとに1,000点満点に換算したとき、300点以上の得点

※総合評価点の詳細について知りたい人は「ITパスポートの総合評価点とは?総合評価点だけ足りないと合格できない?上げ方は?400点・500点だとダメ?」をご覧ください。

以上の事実より、ネット上にはITパスポート=簡単すぎるという意見もあります。

しかし、後ほど詳しく解説しますが、ITパスポートでは専門用語もかなり多く登場するので入念に対策しないと合格はできません。

ITパスポート=簡単な試験だと思って舐めていると、絶対に受からないのでご注意ください。

※「ITパスポートは簡単すぎる?簡単じゃない?簡単合格する極秘裏ワザとは?」もぜひ合わせてご覧ください。

3:専門用語が数多く登場する

ITパスポートでは以下の例題のように、専門用語を使った問題が数多く出題されます。

※ITパスポートで出題される具体的な専門用語を知りたい人は「ITパスポート用語集・単語一覧・PDF付き!覚え方やアプリ・本もご紹介!」をご覧ください。

【例題(平成29年度過去問)】

マーケティングにミックスにおける売り手から見た要素は4Pと呼ばれる。これに対応する買い手から見た要素はどれか。

  1. 4C
  2. 4S
  3. AIDMA
  4. SWOT

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

買い手から見た要素は

  • 顧客価値(Customer Value)
  • 顧客コスト(Cost)
  • 顧客利便性(Convenience)
  • コミュニケーション(Communication)

の4つです。

ITパスポートを受験する人は専門用語の意味をある程度理解していないと、勘で回答することになってしまいます。

ITパスポートでは100問の問題が出題されるので、多くの問題を勘で回答してしまうと受かることは極めて難しいです。

※「ITパスポートの試験時間・問題数は120分で100問!長い?途中退出可能?」もぜひ合わせてご覧ください。

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4:暗記だけでは対応できない問題がある

ITパスポートでは上記でご紹介した例題のように、用語さえ知っていれば解ける問題だけが出題されるわけではありません。

以下のような計算問題も出題されます。

【例題(平成26年度過去問)】

※「ITパスポート過去問題100問!解説付きサイトは?過去問は出ない?何年分やるべき?」もぜひ合わせてご覧ください。

あるコンピュータシステムの故障を修理してから60,000時間運用した。その間に100回故障し、最後の修復が完了した時点が60,000時間目であった。MTTRを60時間とすると、この期間でのシステムのMTBFは何時間となるか。

  1. 480
  2. 540
  3. 599.4
  4. 600

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。

運用中に100回の故障が発生し、MTTRが60時間なので、総運用時間の中でシステムが正常稼働していた時間は60,000-(60×100)=54,000[時間]だったことがわかります。

MTBF(平均故障間隔)=稼働時間の和 ÷ 故障回数より、答えは54,000÷100=540[時間]となります。

※MTBF・MTTRの詳細は「ITパスポートでMTBF・MTTR・稼働率の公式は暗記必須!使い方を例題で丁寧に解説」をご覧ください。

ITパスポートでは上記のような計算問題だけでなく、実際の業務や状況を想定した問題も出題されるため、高い理解力が求められます。

非IT業界で働いている社会人や学生は実際のIT業界の業務や状況を想定しづらいため、受かる気がしないと感じてしまうことも多いでしょう。

5:勉強時間が不足している

ITパスポートに合格するために必要な勉強時間は150時間程度と言われています。

ITパスポートの勉強を1日3時間する場合、150÷3=50日(=約2ヶ月)の勉強期間が必要です。

上記でも解説した通り、ITパスポートは決して簡単な試験ではないので、勉強時間が不足しているとその分だけ受かる可能性は当然低くなります。

ITパスポートを受験予定の人は十分な勉強時間を確保するようにしましょう。

ちなみにですが、ITパスポートは2週間の勉強でも十分に合格することが可能です。

日本で一番ITパスポートを熟知している自負のある私ケンジが考えた、ITパスポートに2週間で合格するための具体的スケジュールは以下です。

  • 1〜3日目:企業活動、法務・法律、経営戦略マネジメント
  • 4〜6日目:システム開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント
  • 7〜9日目:ネットワーク、データベース、セキュリティ
  • 10〜14日目:過去問演習

詳しくは「ITパスポートに2週間で合格するための具体的スケジュールを9割超で合格した筆者が教えます」で解説しているので、気になる人はぜひご覧ください。

しかし、中には2週間もITパスポートの勉強に時間が取れないという人もいるでしょう。

ITパスポートにはたった10時間の勉強で簡単に合格できる方法もあります。

これさえあれば受かる気がしなくても、少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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6:独学での勉強に頼っている

ITパスポートは独学の勉強で合格することが十分に可能な試験です。

しかし、中には独学での勉強に限界を感じている人もいるでしょう。

そんな人は思い切って有料の通信講座などを利用するのも1つの手です。

有名どころだとユーキャンや大原などがITパスポートの通信講座を提供しています。

※ユーキャンの通信講座の詳細について知りたい人は「ITパスポート:ユーキャンの口コミや評判・合格率・費用・テキストなどを完全解説!」をご覧ください。

ITパスポートの通信講座の料金はかなりピンキリなので、申し込みをする前に料金は必ず確認しておきましょう。

ITパスポートの通信講座は以下3つの観点で選ぶのがおすすめです。

  • テクノロジ系のカリキュラムが充実しているか
  • 通信講座だけでなく、通学形式も用意されているか
  • 受講者の口コミや実績

それぞれの詳細は「ITパスポート講座18選!通信・無料・おすすめは?通学形式やYouTube・料金もご紹介!」で解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

7:模擬試験の活用不足

ITパスポートの試験時間は120分で、問題数は100問です。

単純計算すると1問に使える時間は120分÷100問=1.2分=72秒です。

当日慌てないためにも模擬試験は必ず受験し、時間感覚を養っておきましょう。

現在、模擬試験が解けるサイトとしては

  • ITパスポート試験ドットコム
  • インプレス
  • 実教Web模擬試験システム
  • 過去問クイズ
  • 大人塾

などがあります。

本サイトでも「ITパスポート模擬試験を無料で用意しました!他の模試・模擬問題が解けるサイトもご紹介」で無料の模擬試験を用意しているので、ぜひ解いてみてください。

また、ITパスポートはCBT方式(Computer Based Testing方式)で実施されます。CBTとはコンピュータ(パソコン)を使った試験のことです。

パソコンの操作に苦手意識がある人は、必ずCBTの疑似体験もしておきましょう。

ITパスポートの公式サイトではCBT疑似体験ソフトウェアというものが用意されています。

CBT疑似体験ソフトウェアは試験会場で操作する受験画面を体験できるソフトウェアであり、以下3つの特徴があります。

  • 平成24年度春期分以降の公開問題を受験することができる
  • 1回の受験で全問(100問)の問題を解くことができる
  • 試験結果画面では実際に解答した各問題の正誤や正答数が表示される

それぞれの詳細は「ITパスポートのCBTとは?申し込み方法は?疑似体験できる?難しい?会場は?」で解説しているので、ぜひご覧ください。

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ITパスポートに受かる気がしない・受からない人がやるべきこと4つ

ITパスポートに受かる気がしない・受からない人がやるべきことは以下の4つです。

  1. 学習計画を立て、いつまでに受かるかを決める
  2. 頻出分野を重点的に勉強する
  3. 過去問をたくさん解く
  4. スキマ時間を活用する

それぞれの詳細について解説していきます。

1:学習計画を立て、いつまでに受かるかを決める

ITパスポートに受かる気がしない人はまず、学習計画を立てることから始めてください。

そして、いつまでにITパスポートに受かるかを決めましょう。

※ITパスポートは毎月試験が開催されています。会場の予約方法を知りたい人は「ITパスポートの会場・予約方法は?予約取れない・できないこともある?変更方法・状況確認の方法!」をご覧ください。

上記でも解説した通り、ITパスポートに合格するために必要な勉強時間は150時間程度と言われています。

どれくらいの期間で150時間の勉強を行うかをまずは考えましょう。

例えば、ITパスポートの勉強を1日2時間する場合、150÷2=75日の勉強期間が必要です。

過去問を解いたりする時間も必要と考えると、80日くらいの勉強期間は必要となるでしょう。

2:頻出分野を重点的に勉強する

ITパスポートの試験範囲はかなり広いので、あらゆる分野の問題がある程度均等に出題されると思っている受験者もいますが、それは間違いです。

筆者がITパスポートの過去問・計10,000問の出題内容を調査したところ、以下のような結果となりました。

分野出題内容出題数[問]割合[%]
ストラテジ系企業活動79822.8
マーケティング38010.9
法務・法律81723.3
企業会計42512.1
システム企画1584.5
システム戦略2507.1
経営戦略マネジメント59617.0
技術戦略マネジメント762.2
3,500100
マネジメント系システム開発技術46723.4
ソフトウェア開発管理技術1296.5
プロジェクトマネジメント71235.6
サービスマネジメント47323.7
システム監査21911.0
2,000100
テクノロジ系ハードウェア481.1
ソフトウェア390.9
ネットワーク1,04223.1
コンピュータとデジタル情報1242.8
アルゴリズムとプログラミング1052.3
情報デザイン350.8
情報メディア411.0
データベース72316.1
セキュリティ2,20349.0
データサイエンス1403.1
4,500100

以上の表の赤字部分を見ると、近年は

  • セキュリティ
  • 法務・法律
  • 企業活動
  • ネットワーク
  • 経営戦略マネジメント
  • プロジェクトマネジメント

に関する問題が特に多く出題されていることがわかります。

なので、ITパスポートに受かる気がしない・受からない人は上記の分野を重点的に対策することをおすすめします。

逆に、出題頻度が低い情報デザインや情報メディアなどの対策に時間を使うのはもったいないのでご注意ください。

頻出分野の中でも特に力を入れて対策すべき分野はセキュリティです。

上記の表の通り、セキュリティ分野は近年において出題頻度がかなり高いことがわかります。

ITパスポートのセキュリティでは以下のような問題が出題されます。

【例題(令和2年度過去問)】

ファイルサーバに保存されている文書ファイルの内容をPCで直接編集した後、上書き保存しようとしたら「権限がないので保存できません」というメッセージが表示された。この文書ファイルとそれが保存されているフォルダに設定されていた権限の組合せとして、適切なものはどれか。

ファイル読取り権限ファイル書込み権限フォルダ読取り権限
ありありなし
ありなしあり
なしありなし
なしなしあり

【解答&解説】

正解はイ・・・(答)です。

ファイルを開けることから、ファイル読取り権限とフォルダ読取り権限はあることがわかります。

一方で、上書き保存ができなかったことから、ファイル書込み権限がないことがわかります。

近年のITパスポートでセキュリティに関する問題が頻出している理由としては、以下の4つがあげられます。

  • デジタル社会の進展とセキュリティの重要性の増大
  • サイバー攻撃の増加
  • 情報セキュリティ法規制の強化
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

それぞれの詳細は「ITパスポートは570点で合格できる?絶対にできません!」で解説しているので、気になる人はぜひご覧ください。

3:過去問をたくさん解く

ITパスポートでは過去に出題された問題の類似問題が数多く出題されます。

例えば、以下は平成21年度と平成25年度の過去問ですが、内容がかなり似ていることがわかります。

【過去問(平成21年度)】

SWOT分析で把握できるものはどれか。

  1. 経営環境
  2. 事業戦略
  3. 事業目標
  4. 事業領域

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

SWOT分析とは強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の要素から市場を分析する手法です。

内部環境要因である自社の強み・弱みと、外部環境要因でる機会・脅威の要因を組み合わせることで、市場での機会や事業課題の発見に役立てます。

【過去問(平成25年度)】

SWOT分析の説明として、適切なものはどれか。

  1. 企業を取り巻く外的環境に潜む機会及び脅威、企業がもつ強み及び弱みを分析することによって、企業活動の今後の方向性を導き出すための手法である。
  2. 財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点から企業の業績をバランスよく評価・分析するための手法である。
  3. 自社の活動が顧客にとって最終的にどのような価値を生み出し、それは顧客を満足させられるかという観点から企業活動をデザインする手法である。
  4. 市場の成長率とマーケットシェアの二つの定量的項目で作られたマトリックスに事業をプロットし、経営資源の配分の最適化を行う手法である。

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

2はBSC(Balanced Score Card)、3はバリューエンジニアリング、4は事業ポートフォリオマネジメントの説明です。

※SWOT分析はストラテジ系で頻出の用語です。ストラテジ系の詳細は「ITパスポートのストラテジ系とは?苦手な人向け勉強法や問題例・過去問・用語は?」をご覧ください。

なので、自分が過去問で間違えた問題をどんどん暗記していくことはかなり効率の良いITパスポートの対策になります。

ITパスポートに受かる気がしない・受からない人はぜひ過去問を解く回数を増やしてみてください。

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4:スキマ時間を活用する

ITパスポートを受験予定の人は電車やバスなどの移動時間(スキマ時間)も有効活用しましょう。

今はITパスポートの対策ができる便利なアプリがたくさんリリースされています。

例えば「ITパスポート 全問解説」というアプリでは、ITパスポートの過去問が全問題解説付きで2,422問収録されています。App Storeの評価は4.6/5.0を獲得しており、かなり評価も高いです。

ITパスポート 全問解説

上記でも解説した通り、ITパスポートに受かるためには過去問をたくさん解くことが有効です。

「ITパスポート 全問解説」のようなアプリを使って、スキマ時間にもITパスポートの過去問を解く習慣を身に付けると、受かる可能性が一気に高まるでしょう。

ITパスポートに受かるための心構え4つ

ITパスポートを受験する人は、ITパスポートに受かるための心構えとして以下の4つを必ず意識しましょう。

  1. すべての問題に必ず回答する
  2. 計算問題の対策も必ず行う
  3. モチベーションを維持する工夫をする
  4. わからないことはその場で解決する

それぞれの詳細は以下です。

1:すべての問題に必ず回答する

ITパスポートで出題される問題は上記の例題のようにすべて4択です。

勘で回答したとしても、25%の確率で正解することができます。

ITパスポートでは誤謬率が計測されないので、空欄(=未回答)にするのは絶対にやめましょう。

誤謬率とは回答に占める間違いの割合のことです。

例えば100問の問題にすべて回答し、30問間違えた場合は誤謬率=30%になります。

誤謬率が計測されるテストでは間違えた問題の数だけ点数に影響が出てしまいます。

例えば100問の問題に対して、

  • Xさん=100問すべてに回答し、40問正解・60問不正解
  • Yさん=100問中80問だけ回答(残り20問は未回答)し、30問正解・50問不正解

だった場合、正解数はXさんの方が多いですが、点数はYさんの方が高くなるケースが発生します。

つまり、誤謬率が計測されるテストでわからない問題が出題されたときは無理に回答しない方が良いということになります。

逆に、誤謬率が計測されないテストでわからない問題が出題されたときは勘で回答するのが良いということになります。

※誤謬率についてもっと詳しく知りたい人は「SPIで誤謬率は計測されない!わからない問題は適当でOK!誤謬率が計測されるWEBテストは?」をご覧ください。

2:計算問題の対策も必ず行う

ITパスポートの計算問題を捨てるのはかなりもったいないので、必ず対策をしましょう。

計算問題の難易度も上記でご紹介した例題の通り、決して難しくはありません。

※ITパスポートで難しい問題はプログラミングくらいです。詳しくは「ITパスポートのプログラミング問題を解説!捨てるのはあり?わからない場合は?言語は?」をご覧ください。

ITパスポートでは全部で100問の問題が用意されており、試験時間は120分です。

多くの受験者は見直しの時間を含めて90分程度で受験が完了します。

※Yahoo!知恵袋では以下のような投稿がたくさん見られます。

【Q】ITパスポートを合格された方にお聞きしたいです。本番の時、一通り問題を解き終えるまでに何分ぐらいかかりましたか?再来月が初受験なので、ご参考にさせて頂きたいです。

【A】かなり丁寧に問題文を読んだので1時間程度でした。そこから見直しと、できていない所をもう一度考えたりで終わったのは1時間30分過ぎたくらいでした。丁寧に問題を解いても余裕があったので、焦らなければ大丈夫です!

出典:Yahoo!知恵袋

ITパスポートでは専門用語に関する問題が多く出題されますが、ITパスポートは試験時間に比較的余裕がある試験なので、計算問題もしっかりと正解を狙いに行きましょう。

ITパスポートの計算問題を解くための公式は「ITパスポートの計算問題とは?捨てるのは?公式一覧!何問?割合は?」でご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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3:モチベーションを維持する工夫をする

ITパスポートの勉強のモチベーションを維持する方法としておすすめなのは、先に受験料7,500円を支払い、受験日を確定させることです。

※ITパスポートの受験料の詳細については「ITパスポート試験の受験料・値段・費用は7500円!割引はある?」をご覧ください。

決して安くはない受験料を先に支払うのは怖いという人もいますが、先に支払うことにも意味はあります。

多くの人は「〇〇を達成したときの報酬」よりも「〇〇できなかったときの罰金を避ける」の方がより強いモチベーションになります。

つまり、「ITパスポート試験に合格したら7,500円もらえる」という報酬よりも「ITパスポート試験が不合格だったら7,500円支払う」という罰金を提示された方がモチベーションを維持しやすいことが多いです。

※ITパスポート試験は何度でも受験可能なので、不合格だったとしても再受験が可能です。詳しくは「ITパスポート再受験はいつから?同じ問題出る?落ちた・不合格でも再受験可能!費用は?」をご覧ください。

この人間の特性を利用して、先に受験料を支払うのです。支払った上でITパスポート試験の勉強をすれば、それは「7,500円の罰金」を支払うことと同じです。

そして、受験日当日までにどうしても対策が間に合わなそうであれば、受験日の変更を行います。

※ITパスポートは受験日の3日前までなら、申し込み内容の変更(試験会場・受験日・試験開始時間)が可能です。

そして、変更後の受験日を目指して勉強を引き続き行うのです。

4:わからないことはその場で解決する

ITパスポートの勉強を進めていると、途中でわからないことに遭遇することもあるでしょう。

そのときは参考書などを使い、決して後回しにせず必ずその場で調べて解決するようにしてください。

人は後で調べようと思って放置していると、かなり高い確率でそのことを忘れてしまいます。

わからないことを放置するのは長期的に見ると勉強の効率が悪くなるので絶対にやめましょう。

ITパスポートは一夜漬けで受かる?

ITパスポートに受かる気がしない・受からない人の中には一夜漬けで受かる方法を知りたい人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、ITパスポートに一夜漬けで合格するのは無理ではありません。

ITパスポートで出題される問題には3つの特徴があり、それらをしっかり理解した上で最適な勉強法を実践すれば、一夜漬けでの合格も十分に狙えます。

具体的な勉強時間としては10時間程度です。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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今回はITパスポートに受かる気がしない・受からない理由を7つご紹介しました。

ITパスポートに受かるためには本記事でご紹介した4つのポイントを意識して勉強することが非常に重要です。

ITパスポートを受験予定の人はぜひ意識してみてください。

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