ITパスポート一夜漬けは可能!ノー勉はきつい!10時間の勉強で合格する方法

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ITパスポートに一夜漬け・ノー勉で合格することは可能なのか?と思っている人もいるでしょう。

後ほど詳しく解説しますが、ITパスポートにノー勉で合格することは99%不可能ですが一夜漬けは可能です。

今回は日本で一番ITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートにノー勉で合格することが99%無理な理由や一夜漬けで合格する方法などについて例題をあげながら解説していきます。

ITパスポートを受験予定の人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば一夜漬けで合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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ITパスポートにノー勉で合格することが99%無理な理由

ITパスポートにノー勉で合格することが99%無理な理由としては以下の4つがあげられます。

  1. 試験範囲が広すぎる
  2. 専門用語が数多く出題される
  3. 合格基準が高い
  4. セキュリティや法律の知識が日常生活と乖離している

それぞれについて詳しく解説します。

1:試験範囲が広すぎる

ITパスポートでは以下3つの分野から問題が出題されます。

  • ストラテジ系
  • マネジメント系
  • テクノロジ系

※「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」もぜひ合わせてご覧ください。

それぞれの試験範囲は以下の通りです。

ストラテジ系

ストラテジ系は経営者の仕事に関する内容を扱います。

企業活動や法務、経営戦略、システム戦略などに関する問題が出題されます。

※「ITパスポートのストラテジ系とは?苦手な人向け勉強法や問題例・過去問・用語は?」もぜひ合わせてご覧ください。

大分類中分類出題される問題
1:企業と法務1:企業活動1:経営・組織論
2:業務分析・データ利活用
3:会計・財務
2:法務4:知的財産権
5:セキュリティ関連法規
6:労働関連・取引関連法規
7:その他の法律・ガイドライン・情報倫理
8:標準化関連
2:経営戦略3:経営戦略マネジメント9:経営戦略手法
10:マーケティング
11:ビジネス戦略と目標・評価
12:経営管理システム
4:技術戦略マネジメント13:技術開発戦略の立案・技術開発計画
5:ビジネスインダストリ14:ビジネスアイテム
15:エンジニアリングシステム
16:e-ビジネス
17:Iotシステム・組込みシステム
3:システム戦略6:システム戦略18:情報システム戦略
19:業務プロセス
20:ソリューションビジネス
21:システム活用促進・評価
7:システム企画22:システム化計画
23:要件定義
24:調達計画・実施

マネジメント系

マネジメント系は管理職の仕事に関する内容を扱います。

開発技術やプロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなどに関する問題が出題されます。

大分類中分類出題される問題
4:開発技術8:システム開発技術25:システム開発技術
9:ソフトウェア開発管理技術26:開発プロセス・手法
5:プロジェクトマネジメント10:プロジェクトマネジメント27:プロジェクトマネジメント
6:サービスマネジメント11:サービスマネジメント28:サービスマネジメント
29:サービスマネジメントシステム
30:ファシリティマネジメントシステム
12:システム監査31:システム監査
32:内部統制

テクノロジ系

テクノロジ系はコンピュータの仕組みに関する内容を扱います。

コンピュータの基礎理論やコンピュータシステム、データベースやセキュリティなどに関する問題が出題されます。

※「ITパスポートのテクノロジ系とは?攻略法・苦手な人向け勉強方法は?難しい?問題例や用語もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

大分類中分類出題される問題
7:基礎理論13:基礎理論33:離散数学
34:応用数学
35:情報に関する理論
14:アルゴリズムとプログラミング36:データ構造
37:アルゴリズムとプログラミング
38:プログラム言語
39:その他の言語
8:コンピュータシステム15:コンピュータ構成要素40:プロセッサ
41:メモリ
42:入出力デバイス
16:システム構成要素43:システムの構成
44:システムの評価指標
17:ソフトウェア45:オペレーティングシステム
46:ファイルシステム
47:オフィスツール
48:オープンソースソフトウェア
18:ハードウェア49:ハードウェア(コンピュータ・入出力装置)
9:技術要素19:情報デザイン50:情報デザイン
51:インタフェース設計
20:情報メディア52:マルチメディア技術
53:マルチメディア応用
21:データベース54:データベース方式
55:データベース設計
56:データ操作
57:トランザクション処理
22:ネットワーク58:ネットワーク方式
59:通信プロトコル
60:ネットワーク応用
23:セキュリティ61:情報セキュリティ
62:情報セキュリティ管理
63:情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術

ITパスポートの試験範囲が非常に広いことがお分かりいただけたかと思います。

現在はITパスポートの問題集や参考書が本屋やAmazonなどでたくさん販売されていますが、ITパスポートは試験範囲が広いため、以下のようなかなり分厚いものが多いです。

かなり分厚い問題集・参考書の例

これだけ試験範囲が広い資格試験にノー勉で合格するのはかなり難しいです。

※ITパスポートの試験範囲の詳細は「ITパスポートの試験範囲は広い!変更・拡大されることもあるので要注意」をご覧ください。

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2:専門用語が数多く出題される

ITパスポートでは以下のような、普段聞き慣れない専門用語が数多く出題されます。

※「ITパスポート用語集・単語一覧・PDF付き!覚え方やアプリ・本もご紹介!」もぜひ合わせてご覧ください。

【例題(令和3年度過去問)】

クラスや継承という概念を利用して、ソフトウェアを部品化したり再利用することで、ソフトウェア開発の生産性向上を図る手法として、適切なものはどれか。

  1. オブジェクト指向
  2. 構造化
  3. プロセス中心アプローチ
  4. プロトタイピング

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

オブジェクト指向では、ソフトウェアを構成する「データ」と「処理」を1つの「オブジェクト(部品)」にまとめることで、ソフトウェアを作ります。

別のプログラムも、すでに作ったオブジェクト(部品)を組み合わせることで作成できるので、開発の効率が上がります。

用語の意味をある程度理解していないと、勘で回答することになってしまいます。

ITパスポートでは100問の問題が用意されているので、多くの問題を勘で回答してしまうと合格することが極めて困難となります。

※「ITパスポートの試験時間・問題数は120分で100問!長い?途中退出可能?」もぜひ合わせてご覧ください。

3:合格基準が高い

ITパスポートの合格基準は以下2つの条件を両方とも満たすことです。

  • 試験全体を1,000点満点に換算したとき、600点以上の得点(=総合評価点が600点以上)
  • 各分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)ごとに1,000点満点に換算したとき、300点以上の得点

どちらか一方を満たしただけでは不合格となりますのでご注意ください。

※ITパスポートは何度でも受験可能なので、不合格だったとしても再受験が可能です。詳しくは「ITパスポート再受験はいつから?同じ問題出る?落ちた・不合格でも再受験可能!費用は?」をご覧ください。

つまり、ITパスポート試験全体(総合評価点)では600点以上を取れていたとしても、いずれかの分野が300点未満だと不合格になります。

※詳しくは「ITパスポートは600点ちょうどで受かるが条件あり!600点以下でも合格する?ギリギリは?」をご覧ください。

逆に、3分野とも300点以上取れているにも関わらず、総合評価点が600点未満だった場合も同様に不合格となります。

以上の通り、ITパスポートの合格基準はかなり高いのでノー勉で合格する可能性は極めて低いと言えます。

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4:セキュリティや法律の知識が日常生活と乖離している

近年のITパスポートではセキュリティや法律に関する知識問題が頻出です。

これらは日常生活の中で意識されることが少なく、普段の生活・経験だけでは対処しきれない内容が多いため、事前の学習が必須となります。ノー勉で正解するのはなかなか難しいでしょう。

それぞれの例題は以下です。

【セキュリティの例題(平成28年度過去問)】

情報セキュリティにおけるソーシャルエンジニアリングの例として、適切なものはどれか。

  1. 社員を装った電話を社外からかけて、社内の機密情報を聞き出す。
  2. 送信元IPアドレスを偽装したパケットを送り、アクセス制限をすり抜ける。
  3. ネットワーク上のいパケットを盗聴し、パスワードなどを不正に入手する。
  4. 利用者が実行すると、不正な動作をするソフトウェアをダウンロードする。

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

2はIPスプーフィングの例、3はパケットスニファリングの特徴、4はマルウェアの特徴です。

【法律の例題(平成26年度過去問)】

外部技術の導入手法の一つとして、企業が互いに有する特許の実施権を相互に許諾するものはどれか。

  1. アライアンス
  2. クロスライセンス
  3. ジョイントベンチャー
  4. ロイヤルティ

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。

「相互に(クロス)」「許諾する(ライセンス)」というキーワードから2の「クロスライセンス」だとわかります。

ITパスポートにノー勉で合格できるか確認する方法

以下10問の過去問に7問以上正解することができれば、ノー勉でもITパスポートに合格する可能性はあるでしょう。

自分がITパスポートにノー勉で合格できるかを確認する方法としてぜひご利用ください。

【問題1(令和元年度過去問)】

企業におけるITガバナンスを構築し、推進する責任者として、適切な者は誰か。

  1. 株主
  2. 経営者
  3. 従業員
  4. 情報システム部員

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。ITガバナンスとは、企業の競争力を高めるために情報システム戦略を策定して実行を統制することです。

【問題2(平成30年度過去問)】

複数のデータが格納されているスタックからのデータの取り出し方として、適切なものはどれか。

  1. 格納された順序に関係なく指定された任意の場所のデータを取り出す。
  2. 最後に格納されたデータを最初に取り出す。
  3. 最初に格納されたデータを最初に取り出す。
  4. データがキーを持っており、キーの優先度でデータを取り出す。

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。スタックとは、最後に格納したデータを最初に取り出すデータ構造です。

1はランダムアクセス、3はキュー、4は優先度付きキューの説明です。

※「ITパスポートのプログラミング問題を解説!捨てるのはあり?わからない場合は?言語は?」もぜひ合わせてご覧ください。

【問題3(平成24年度過去問)】

MTBFが600時間、MTTRが12時間である場合、稼働率はおおよそいくらか。

  1. 0.02
  2. 0.20
  3. 0.88
  4. 0.98

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)=600÷(600+12)≒0.98となります。

※「ITパスポートでMTBF・MTTR・稼働率の公式は暗記必須!使い方を例題で丁寧に解説」もぜひ参考にしてください。

【問題4(令和元年度過去問)】

行政機関の保有する資料について、開示を請求する権利とその手続などについて定めた法律はどれか。

  1. 公益通報者保護法
  2. 個人情報保護法
  3. 情報公開法
  4. 不正アクセス禁止法

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。その他の選択肢の詳細は以下です。

  • 公益通報者保護法=内部告発者を保護する法律
  • 個人情報保護法=氏名や住所など、個人が特定できる情報を正しく取り扱うための法律
  • 不正アクセス禁止法=他人のIDとパスワードを使って不正にログインするなどの不正なアクセスを禁止する法律

【問題5(平成31年度過去問)】

NFCに準拠した無線通信方式を利用したものはどれか。

  1. ETC車載器との無線通信
  2. エアコンのリモートコントロール
  3. カーナビの位置計測
  4. 交通系のIC乗車券による改札

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

1はDSRC、2は一般的に赤外線通信、3はGPSです。

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【問題6(平成28年度過去問)】

自然災害などによるシステム障害に備えるため、自社のコンピュータセンターとは別の地域に自社のバックアップサーバを設置したい。このとき利用する外部業者のサービスとして、適切なものはどれか。

  1. ASP
  2. BPO
  3. SaaS
  4. ハウジング

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

「自社のバックアップサーバを設置したい」とあるので、オンプレミスかハウジングが正解の候補となります。

設問では「外部業者のサービス」とあるので、すべて自前で用意するオンプレミスではなく、ハウジングが正解となります。

【問題7(令和2年度過去問)】

納入されたソフトウェアの一連のテストの中で、開発を発注した利用者が主体となって実施するテストはどれか。

  1. 受入れテスト
  2. 結合テスト
  3. システムテスト
  4. 単体テスト

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

開発者が発注者にソフトウェアを引き渡す際に行うテストを受入れテストといいます。

【問題8(平成21年度過去問)】

あるプロジェクトの関係者6人が、それぞれ1対1で情報の伝達を行う必要があるとき、情報の伝達を行うために必要な経路の数は少なくとも幾つになるか。

  1. 6
  2. 9
  3. 15
  4. 30

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

必要な伝達経路の数は、プロジェクトメンバー6人の中から2人を選ぶ組み合わせの数と同じなので、6C2=(6×5)/(2×1)=15となります。

※組み合わせの計算方法がわからない人は「SPIの組み合わせの公式と順列との違いをわかりやすく解説!練習問題付き」をご覧ください。

【問題9(平成28年度過去問)】

無線LANのネットワークを識別するために使われるものはどれか。

  1. Bluetooth
  2. ESSID
  3. LTE
  4. WPA2

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。

「識別」→「Identifier」→「ID」と連想できれば、「ID」が含まれる選択肢は2のみです。

【問題10(平成21年度過去問)】

バイオメトリクス認証はどれか。

  1. 個人の指紋や虹彩などの特徴に基づく認証
  2. 個人の知識に基づく認証
  3. 個人のパターン認識能力に基づく認証
  4. 個人の問題解決能力に基づく認証

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

バイオメトリクス認証のキーワードは「指紋や虹彩」です。

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基本情報技術者試験を持っていたらITパスポートはノー勉で合格する?

Yahoo!知恵袋には以下のような質問が何件か投稿されています。

基本情報持っていたらITパスポートノー勉で受けても合格しますか?

基本情報技術者試験の勉強したらITパスポートをノー勉で合格できると思いますか?

ITパスポートは今のところ受けようとは思ってないですけど疑問に思ったので質問させて頂きました。

結論から言いますと、基本情報技術者試験に合格している場合、ITパスポートはノー勉で合格する可能性は十分にあります。

基本情報技術者試験はITエンジニアを対象とした試験で、プログラミングやアルゴリズム・数学的な問題解決能力が問われます。

基本情報技術者試験の試験範囲はITパスポートの試験範囲をほぼ網羅しており、深さも上回るため、基本情報技術者試験の合格者はITパスポートの問題をスラスラ解ける可能性が高いです。

よって、ITパスポートはノー勉でも合格できる可能性は高いでしょう。

ただし、基本情報技術者試験では扱いが少ない「マーケティング」「経営戦略」「財務・会計」といったビジネス系の問題がITパスポート試験では多めに出題されます。

これらの問題が苦手な場合はノー勉だと不合格になってしまう可能性もあるのでご注意ください。

※「ITパスポート落ちた!落ちるのはやばい?不合格でも再受験可能!次で受かるための方法」もぜひ参考にしてください。

ITパスポートに一夜漬けで合格する方法

ITパスポートは基本情報技術者試験に合格していない限り、ノー勉で合格することは難しいとご理解いただけたかと思います。

しかし、ITパスポートに一夜漬けで合格することは十分に可能です。

ITパスポートで出題される問題には3つの特徴があり、それらをしっかり理解した上で最適な勉強法を実践すれば、一夜漬けでの合格も十分に狙えます。

具体的な勉強時間としては10時間程度です。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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