ITパスポートの高校生合格率は?メリットは?独学可能?勉強方法もご紹介

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ITパスポートは高校生でも受験可能な国家資格です。

しかし、高校生の中には高校生のITパスポート合格率などが気になっている人もいるでしょう。

今回は日本で一番ITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートの高校生合格率や高校生が受験するメリット、独学でも合格可能なのか?などについて解説します。

ITパスポートの受験を検討している高校生はぜひ最後までお読みください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。

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ITパスポートの高校生合格率は?

冒頭でも解説した通り、ITパスポートは高校生でも受験可能な国家資格です。

ITパスポートに受験資格はなく、年齢・性別・国籍など問わず誰でも受験可能です。

※詳しくは「ITパスポートに受験資格はない!誰でも受験可能!最年少合格者は?」をご覧ください。

令和4年3月度のITパスポートの受験者数は35,962人となっており、そのうち高校生は2,461人となっています。

高校生の合格者数は594人なので、ITパスポートの高校生合格率は594÷2,461×100≒24.1[%]です。

ちなみにですが、受験者全体の合格者数は17,079人なので、ITパスポート全体の合格率は17,079÷35,962×100≒47.5[%]です。

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ITパスポートの高校生合格率が低い理由

上記より、ITパスポートの高校生合格率はITパスポート全体の合格率と比べると、約23.4%低いことがわかります。

ITパスポートの高校生合格率が低い主な理由としては以下の2つがあげられます。

  • 専門知識・社会経験の不足
  • 勉強モチベーションの違い

それぞれ詳しく解説していきます。

専門知識・社会経験の不足

ITパスポートでは3つの分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)から問題が出題されます。

※詳しくは「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」をご覧ください。

具体的には情報技術やビジネスの基礎に加え、法律や経営戦略など、かなり幅広い分野から問題が出題されます。

高校生が学校の授業のみでこれらすべての知識を習得することは難しく、特にビジネスや法律の知識に関しては未習得な分野が多いため、社会人と比べると合格率が低くなってしまいます。

また、ITパスポートではビジネスシーンや情報モラルに関する知識も求められます。

社会人経験がない高校生にとって、企業活動や実務に関する具体的なイメージを持つことは難しく、上記の知識が不足していると理解が追いつかない部分が生じやすくなることも社会人と比べると合格率が低くなっている理由の1つです。

勉強モチベーションの違い

社会人にとってのITパスポートはキャリアや昇進などに直接関係することが多いため、モチベーションが高い人も多いですが、高校生の場合、ITパスポートに合格したとしてもすぐに役立つと感じにくいことが多いです。

よって、高校生の場合はITパスポートの受験に対するモチベーションがどうしても低くなってしまうことが多いため、社会人と比べると合格率が低くなっていると考えられます。

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高校生がITパスポートを取得するメリットは?知恵袋も見てみた

「高校生がITパスポートを取得するメリットはあるのだろうか?」と思っている人もいるでしょう。

Yahoo!知恵袋にも以下のような投稿がたくさん行われています。

高1男子です。ITパスポートを取ろうと思っています。

本は購入済みなのですが、ITパスポートをとってよかったメリット、デメリットを教えてください。

出典:Yahoo!知恵袋

高校生でITパスポートを所得するのは意味ないですか?メリットとデメリットではデメリットの方が大きいのでしょうか。

将来はWebデザイナーかフロントエンジニアを目指しています。

出典:Yahoo!知恵袋

結論、高校生がITパスポートを取得するメリットは以下の6つです。

  1. ITリテラシーの向上
  2. 就職・進学でのアピールポイントが増える
  3. 将来のキャリア選択の幅が広がる
  4. 情報セキュリティ意識の向上
  5. ビジネスの基礎知識が身に付く
  6. 自己管理能力と計画性の向上

それぞれ詳しく解説します。

1:ITリテラシーの向上

ITパスポートの勉強を通じてITの基礎やビジネスの基本、情報セキュリティの知識を習得することで、ITリテラシーが向上します。

近年、DXの推進やAI、ビッグデータ、IoTなどの新技術が私たちの生活を一変させる勢いで進化している通り、ITは現代社会で不可欠なスキルであり、大学進学や就職活動でも役立ちます。

2:就職・進学でのアピールポイントが増える

ITパスポートは国家資格であるため、高校生の段階で取得しておくと大学入試や就職活動時の自己アピール材料になることがあります。

※「ITパスポートは国家資格・上位資格?検定との違いは?わかりやすく解説」もぜひ合わせてご覧ください。

また、ITパスポートを取得していることでITに対する関心と基礎的な知識があることを証明することも可能になります。

3:将来のキャリア選択の幅が広がる

ITパスポートの学習内容にはITだけでなくビジネス、法務、経営戦略なども含まれており、様々な業界で必要な基礎的知識を学ぶことができます。

例えば、ITパスポートのストラテジ系の問題では以下のような問題が出題されます。

※「ITパスポートのストラテジ系とは?苦手な人向け勉強法や問題例・過去問・用語は?」もぜひ参考にしてください。

【例題(平成25年度過去問)】

インターネットを利用した新たなビジネスモデルを保護する法律はどれか。

  1. 意匠法
  2. 商標法
  3. 著作権法
  4. 特許法

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

意匠法はデザインを保護する法律、商標法はマークなどを保護する法律、著作権法は創作物を保護する法律です。

これにより、IT関連職に限らず幅広い職業で活かせる知識が得られ、将来のキャリア選択に役立ちます。

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4:情報セキュリティ意識の向上

ITパスポートのテクノロジ系では、以下のような情報セキュリティに関する問題も出題されます。

※「ITパスポートのテクノロジ系とは?攻略法・苦手な人向け勉強方法は?難しい?問題例や用語もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

【例題(平成24年度過去問)】

情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のPDCA(計画・実行・点検・処置)において、点検フェーズで実施するものはどれか。

  1. ISMSの維持および改善
  2. ISMSの確立
  3. ISMSの監視およびレビュー
  4. ISMSの導入および運用

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

監視およびレビューはPDCAのCで実施します。

1はA、2はP、4はDで実施します。

情報モラルや情報セキュリティの基礎を理解することで、個人情報の保護やインターネットの危険性についての意識が高まります。

SNSやインターネットを利用する機会が多い高校生にとって、適切な情報リテラシーを身に付けるためにもITパスポートの受験は非常に有効です。

5:ビジネスの基礎知識が身に付く

ITパスポートでは、経営戦略やマーケティング、会計の基礎など、ビジネスに必要な知識も問われます。

例えば、ITパスポートのストラテジ系では以下のような会計に関する問題も出題されます。

【例題(平成24年度過去問)】

キャッシュフロー計算書において、キャッシュフローの減少要因となるものはどれか。

  1. 売掛金の増加
  2. 減価償却費の増加
  3. 在庫の減少
  4. 短期借入金の増加

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

キャッシュフローとは現金の流れであり、減少とは現金として出ていくことおよび入ってこないことを表します。

1の売掛金の増加は現金として入ってこないことに相当するので、減少要因となります。

高校生のうちからビジネスの基礎知識を学ぶことで社会に出る際に役立つ視点を持つことができ、他の高校生との差別化にもつながります。

6:自己管理能力と計画性の向上

ITパスポートに限らずですが、資格試験の合格を目指すために計画を立てて勉強することで、自己管理能力や目標達成に向けた計画性を養うことが可能です。

これは今後の学業や社会人生活にも通じる、間違いなく重要なスキルとなります。

ITパスポートは高校生でも独学可能?勉強方法は?

結論から言うと、高校生でもITパスポートに独学で合格することは十分可能です。

現在の高校生は「情報」という科目が必須科目になっていますが、「情報」で学習する内容とITパスポートの試験範囲は重複している部分も多数あるので、高校生にとってITパスポートの勉強は比較的進めやすいです。

※「ITパスポートの試験範囲は広い!変更・拡大されることもあるので要注意」もぜひ合わせてご覧ください。

具体的な独学勉強法はITパスポートの参考書を購入し、用語を着実に覚えていくことです。

ITパスポートでは用語に関する問題がかなりの数を占めているので、できるだけ多くの用語を覚えるのが最も効率の良い勉強方法となります。

※「ITパスポート用語集・単語一覧・PDF付き!覚え方やアプリ・本もご紹介!」もぜひ合わせてご覧ください。

ITパスポートの合格に必要な勉強時間は約150時間と言われているので、1日1.5時間の勉強を続けていけば約3ヶ月で合格することも可能です。

※独学での学習に不安がある人の中には講座を受講する人もいます。詳しくは「ITパスポート講座18選!通信・無料・おすすめは?通学形式やYouTube・料金もご紹介!」をご覧ください。

今は本屋やAmazonなどでたくさんのITパスポートの参考書が販売されているので、ぜひ自分に合った参考書を購入してみてください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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