ITパスポートは595点・590点だと合格できない!理由をわかりやすく解説!

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ITパスポートは総合評価点=595点・590点だと絶対に合格できません。

後ほど詳しく解説しますが、ITパスポートの合格基準の1つは総合評価点=600点以上だからです。

今回は日本トップクラスにITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートは595点・590点だと合格できない理由についてわかりやすく解説します。

ITパスポートを受験予定の人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。

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ITパスポートが595点・590点だと合格できない理由

ITパスポートには「総合評価点」という指標があります。

総合評価点とはITパスポート試験全体の点数(1,000点満点)のことです。

※総合評価点について詳しく知りたい人は「ITパスポートの総合評価点とは?総合評価点だけ足りないと合格できない?上げ方は?400点・500点だとダメ?」をご覧ください。

ITパスポートでは以下3つの分野から問題が出題されます。

  • ストラテジ系
  • マネジメント系
  • テクノロジ系

※それぞれの分野の詳細は「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」をご覧ください。

出題割合はストラテジ系が35%、マネジメント系が20%、テクノロジ系が45%です。

ITパスポートでは各分野を1,000点満点に換算し、試験全体も1,000点満点に換算します。

なので、ITパスポートの試験結果は以下のようになります。

  • 総合評価点=850/1,000点
  • ストラテジ系=900/1,000点
  • マネジメント系=880/1,000点
  • テクノロジ系=840/1,000点

そして、ITパスポートの合格基準は以下2つの条件を両方とも満たすことです。

  • 総合評価点が600点以上
  • 各分野ごとに1,000点満点に換算したとき、300点以上の得点

どちらか一方を満たしただけでは不合格となります。

※ITパスポートは何度でも受験可能なので、不合格だったとしても再受験が可能です。詳しくは「ITパスポート再受験はいつから?同じ問題出る?落ちた・不合格でも再受験可能!費用は?」をご覧ください。

つまり、ITパスポートでは総合評価点=595点・590点の時点で必ず不合格になってしまいます。

しかし、例えばテクノロジ系=595点で、残り2分野(ストラテジ系・マネジメント系)の点数が高ければ合格する可能性はあります。一例は以下です。

  • 総合評価点=830/1,000点
  • ストラテジ系=800/1,000点
  • マネジメント系=900/1,000点
  • テクノロジ系=595/1,000点

※テクノロジ系の詳細は「ITパスポートのテクノロジ系とは?攻略法・苦手な人向け勉強方法は?難しい?問題例や用語もご紹介」をご覧ください。

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ITパスポートで595点・590点を600点に上げるには?

ITパスポートで総合評価点=595点・590点をすでに取れているのであれば、間違いなく合格まであと一歩です。

ITパスポートの総合評価点を595点・590点から600点に上げるには、ITパスポートの頻出分野を重点的に対策することをおすすめします。

ITパスポートの試験範囲はかなり広いので、あらゆる分野の問題がある程度均等に出題されると思っている受験者もいますが、それは間違いです。

※ITパスポートの試験範囲について詳しく知りたい人は「ITパスポートの試験範囲は広い!変更・拡大されることもあるので要注意」をご覧ください。

筆者がITパスポートの過去問・計10,000問の出題内容を調査したところ、以下のような結果となりました。

分野出題内容出題数[問]割合[%]
ストラテジ系企業活動79822.8
マーケティング38010.9
法務・法律81723.3
企業会計42512.1
システム企画1584.5
システム戦略2507.1
経営戦略マネジメント59617.0
技術戦略マネジメント762.2
3,500100
マネジメント系システム開発技術46723.4
ソフトウェア開発管理技術1296.5
プロジェクトマネジメント71235.6
サービスマネジメント47323.7
システム監査21911.0
2,000100
テクノロジ系ハードウェア481.1
ソフトウェア390.9
ネットワーク1,04223.1
コンピュータとデジタル情報1242.8
アルゴリズムとプログラミング1052.3
情報デザイン350.8
情報メディア411.0
データベース72316.1
セキュリティ2,20349.0
データサイエンス1403.1
4,500100

以上の表の赤字部分を見ると、近年は

  • セキュリティ
  • 法務・法律
  • 企業活動
  • ネットワーク
  • 経営戦略マネジメント
  • プロジェクトマネジメント

に関する問題が特に多く出題されていることがわかります。

なので、ITパスポートの総合評価点を595点・590点から600点に上げるには、上記の分野を重点的に対策することをおすすめします。

逆に、出題頻度が低い情報デザインや情報メディアなどの対策に時間を使うのはもったいないのでご注意ください。

頻出分野の中でも特に力を入れて対策すべき分野はセキュリティです。

上記の表の通り、セキュリティ分野は近年において出題頻度がかなり高いことがわかります。

ITパスポートのセキュリティでは以下のような問題が出題されます。

【例題(平成28年度過去問)】

フィッシングの説明として、適切なものはどれか。

  1. ウイルスに感染しているPCへ攻撃者がネットワークを利用して指令を送り、不正なプログラムを実行させること
  2. 金融機関などからの電子メールを装い、偽サイトに誘導して暗証番号やクレジットカード番号などを不正に取得すること
  3. パスワードに使われそうな文字列を網羅した辞書のデータを使用してパスワードを割り出すこと
  4. 複数のコンピュータから攻撃対象のサーバへ大量のパケットを送信し、サーバの機能を停止させること

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。

1はボット、3は辞書攻撃、4はDoS攻撃の説明です。

近年のITパスポートでセキュリティに関する問題が頻出している理由としては、以下の4つがあげられます。

  • デジタル社会の進展とセキュリティの重要性の増大
  • サイバー攻撃の増加
  • 情報セキュリティ法規制の強化
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

それぞれの詳細は「ITパスポートは570点で合格できる?絶対にできません!」で解説しているので、気になる人はぜひご覧ください。

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今回はITパスポートの総合評価点=595点・590点だと合格できない理由について解説しました。

ITパスポートの合格率は約50%です。決して難しい試験ではないので、しっかりと対策をして本番に臨みましょう。

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