ITパスポートのCBTとは?申し込み方法は?疑似体験できる?難しい?会場は?

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ITパスポートはCBT方式(Computer Based Testing方式)で行われていますが、CBTとは何かについてよくわかっていない人も多いでしょう。

本記事では日本トップクラスにITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートのCBTとは何かについて解説した後、CBTの申し込み方法やCBTの疑似体験はあるのか?難しいのか?などについて徹底解説していきます。

ITパスポートを受験予定の人は必ずCBTとは何かを知っておきましょう。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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ITパスポートのCBTとは?

冒頭でも解説した通り、CBTはComputer Based Testingの略です。

CBTとはコンピュータ(パソコン)を使った試験のことです。

ITパスポートはコンピュータ(パソコン)を使って受験するのでITパスポート=CBTであると言えるわけです。

CBTの場合、パソコンの操作に不慣れな人は想像以上に解答に時間がかかってしまう場合もあるのでご注意ください。

そのような人は普段からパソコンを使うようにしておくと良いでしょう。

ちなみにですが、ITパスポート以外にCBT方式を採用している試験としては

  • マーケティング検定
  • 基本情報技術者試験
  • マイクロソフト オフィス スペシャリスト (MOS)
  • 秘書検定
  • 世界遺産検定

などがあげられます。

ITパスポート:CBTの申し込み方法は?会場は?

ITパスポートはCBT方式なので、専用の試験会場で実施されます。

試験会場は収容人数に限りがあるので、事前予約(申し込み)は必須です。

ITパスポートの申し込みの流れは以下の4ステップとなっています。

  1. 利用者IDの登録
  2. 本パスワード・個人情報の登録
  3. 試験会場・日程選択
  4. 受験料の支払い

各ステップの詳細は以下です。

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1:利用者IDの登録

利用者IDは受験申込や試験結果の確認等の際に必要となる個人を識別するIDです。

利用者IDの登録にはメールアドレスが必要です。

ITパスポート公式サイトにアクセスし、画面下にある「同意する」ボタンをクリックすると以下の画面に遷移するので、必要事項を記入して利用者IDの登録を行いましょう。

「同意する」ボタンをクリックしたときの遷移先

2:本パスワード・個人情報の登録

利用者IDの登録が完了したら、仮パスワードが登録したメールアドレス宛に送付されますので、ITパスポート試験のログイン画面にアクセスし、利用者IDと仮パスワードでログインします。

ITパスポート試験のログイン画面

ログイン後、利用者関連メニューの「利用者情報の登録」から

  • 本パスワード
  • 個人情報

の登録を行います。本パスワードは忘れないようにご注意ください。

3:試験会場・日程選択

本パスワードと個人情報の登録が完了したら、先ほどと同様にITパスポート試験のログイン画面にアクセスし、受験関連メニューの「受験申込」から

  • 試験会場
  • 試験日
  • 受験料の支払い方法

などを選択し、申し込みを行います。

※ITパスポートの会場は全国に設置されています。詳しくは「ITパスポートの会場・予約方法は?予約取れない・できないこともある?変更方法・状況確認の方法!」をご覧ください。

4:受験料の支払い

ステップ3で選択した支払い方法に従って受験料の支払いを行います。

支払い方法は

  • クレジットカード
  • コンビニ支払い
  • バウチャー

の3つから選択が可能です。受験料は税込7,500円です。

※ITパスポートの受験料の詳細については「ITパスポート試験の受験料・値段・費用は7500円!割引はある?」をご覧ください。

バウチャーはITパスポートの受験料支払いに使用できる電子的な前売りチケットです。

指定された銀行口座に受験料の振り込みを行うことになります。

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ITパスポートのCBTは疑似体験できる?

ITパスポートのCBTは疑似体験できます。

ITパスポートの公式サイトではCBT疑似体験ソフトウェアというものが用意されています。

CBT疑似体験ソフトウェアは試験会場で操作する受験画面を体験できるソフトウェアであり、以下3つの特徴があります。

  • 平成24年度春期分以降の公開問題を受験することができる
  • 1回の受験で全問(100問)の問題を解くことができる
  • 試験結果画面では実際に解答した各問題の正誤や正答数が表示される

※本番のITパスポートの試験時間は120分で問題数は100問です。詳しくは「ITパスポートの試験時間・問題数は120分で100問!長い?途中退出可能?」をご覧ください。

CBTの疑似体験をするには、CBT疑似体験ソフトウェアをパソコンにダウンロードする必要があります。

ダウンロード〜実行までの手順は以下の4ステップです。

  1. ITパスポート公式サイトにある疑似体験用ソフトウェアのダウンロードボタンをクリックし、疑似体験用ソフトウェア(ZIP形式)をダウンロードする。
  2. ZIP形式ファイルを解凍するとExamApp_XXXXというフォルダが作成され、フォルダの中にExamApp_XXXX.exeとReadme.txtが作成される(XXXXの部分は登録問題の公開時期によって異なる)
  3. ExamApp_XXXX.exeをダブルクリックすると、疑似体験用ソフトウェアが実行される。
  4. 「受験者番号」「利用者ID」「確認コード」は任意のものを入力し、ログインボタンをクリックする。

CBT疑似体験ソフトウェアの動作環境は以下の通りです。

<OS>

Windows 10、11

<.NET Framework 3.5 の有効化>

疑似体験用ソフトウェアの実行には、.NET Framework 3.5が有効になっている必要があります。

有効になっているかの確認方法ですが、コントロールパネルの「プログラムと機能」から「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択し、.NET Framework 3.5のチェックボックスがオンであれば有効になっています。

<フォント>

疑似体験用ソフトウェアはIPAゴシックフォントを使用しているので、IPAゴシックフォントがインストールされている必要があります。

IPAゴシックフォントは文字情報技術促進協議会のサイトからダウンロード可能です。

文字情報技術促進協議会のサイト

ITパスポートのCBTは操作が難しい?合格するのは難しい?

ITパスポートのCBTは操作が難しいという噂もありますが、全然そんなことはありません。

ITパスポートで出題される問題はすべて以下のような4択問題です。

※「ITパスポート過去問題100問!解説付きサイトは?過去問は出ない?何年分やるべき?」もぜひ合わせてご覧ください。

【例題(平成28年度過去問)】

インターネットショッピングにおいて、個人がアクセスしたWebページの閲覧履歴や商品の購入履歴を分析し、関心のありそうな情報を表示して別商品の購入を促すマーケティング手法はどれか。

  • ア:アフィリエイト
  • イ:オークション
  • ウ:フラッシュマーケティング
  • エ:レコメンデーション

【解答&解説】

正解はエ・・・(答)です。「レコメンデーション」は「推奨」「推薦」「勧告」という意味です。

※ITパスポートでは上記例題のような用語に関する問題が頻出です。詳しくは「ITパスポート用語集・単語一覧・PDF付き!覚え方やアプリ・本もご紹介!」をご覧ください。

本番のCBTでは選択肢ア〜エのうち正解だと思うものを1つ選び、「次の問へ」ボタンをクリックしていくだけです。

「前の問へ」というボタンも用意されているので、そのボタンをクリックすれば前の問題に戻ることも可能です。

また、ITパスポートに合格することはそこまで難しくありません。

令和3年1月度におけるITパスポートの合格率は以下の通り全体で56.8%となっており、受験者の約半分は合格しています。

応募者数受験者数合格者数合格率
社会人8,264人7,197人4,587人63.7%
学生4,593人4,069人1,808人44.4%
合計12,857人11,266人6,395人56.8%

ITパスポートが公認会計士や宅地建物取引士などの難関資格(上位資格)と比較すると難しくないのは明らかです。

※「ITパスポートは国家資格・上位資格?検定との違いは?わかりやすく解説」もぜひ合わせてご覧ください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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ITパスポート(CBT)の値段・料金は?CBTはいつから始まった?

ITパスポート(CBT)の値段・料金は7,500円(税込)です。割引は一切ありません。

ITパスポート(CBT)の値段・料金は元々は税込5,700円でしたが、2022年4月から現在の税込7,500円に値上げされました。

ITパスポート(CBT)値上げのニュース

値段・料金が値上げされた理由としては会場借料の値上がりやCBT方式の導入、新型コロナウイルス感染症対策などを背景とした運営費用の増加などがあげられています。

ITパスポート(CBT)の値段・料金については「ITパスポート試験の受験料・値段・費用は7500円!割引はある?」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ITパスポート(CBT)は再受験できる?

結論から言うと、ITパスポート(CBT)は再受験できます。

ITパスポートは何度落ちても再受験が可能です。

ITパスポートの公式サイトにも以下の記載があります。

Q:ITパスポート試験は何回でも受験できますか?

A:何回でも受験できます。ITパスポート試験は合否だけではなく、総合評価と分野別評価がわかるので、自身の弱点を把握したり、また合格後も繰り返しチャレンジすることによって、さらなる得点アップを目指すことができます。

引用:ITパスポート公式サイト

※ITパスポートの総合評価の詳細は「ITパスポートの総合評価点とは?総合評価点だけ足りないと合格できない?上げ方は?400点・500点だとダメ?」をご覧ください。

ITパスポートの再受験は最短で受験日の2日後に可能です。

まず前提として、ITパスポートは複数回の試験を同時に申込むことができません。

例えば、ある月で1日・10日・20日・30日の計4回の試験が開催される場合、1日と10日や10日と30日のように複数回の試験を同時に申し込むことはできません。

ITパスポートの申し込みは必ず1回ずつとなります。

その上で、新たな受験申込は申込済試験の受験日翌日から行うことができます。

例えば、11月20日にITパスポートを受験した場合、再受験の申し込みができるのは11月20日の翌日、つまり11月21日になります。

※申し込みをした当日(今回の場合だと11月21日)にITパスポートを受験することはできません。

11月21日に再受験の申し込みを行うとき、11月22日の日程があればそれを選択することができます。

なので、ITパスポートの再受験は最短で受験日の2日後に可能となるのです。

詳しくは「ITパスポート再受験はいつから?同じ問題出る?落ちた・不合格でも再受験可能!費用は?」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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ITパスポート(CBT)の結果はいつわかる?

結論から言うと、ITパスポート(CBT)の合否はその場・当日に確認できます。

ITパスポートの合否判定・基準は以下2つの条件を両方とも満たすことです。

  • 各分野ごとに1,000点満点に換算したとき、300点以上の得点
  • 試験全体を1,000点満点に換算したとき、600点以上の得点(=総合評価点が600点以上)

※各分野=ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系のことです。詳しくは「ITパスポートの試験範囲は広い!変更・拡大されることもあるので要注意」をご覧ください。

ITパスポートは試験が終了すると即座に採点が自動で行われ、その場で点数が表示されます。

なので、試験終了後はその場で自分の点数が合格ラインに達しているかどうかわかるのです。

ちなみにですが、受験月の翌月15日前後の正午頃には、ITパスポート公式サイトで合格者の番号を確認することもできます。

また、受験月の翌々月15日前後には合格証書が簡易書留で発送されます。

合格証書の再発行はできないので、紛失しないようご注意ください。

不合格の場合、送付物はありません。

ITパスポート(CBT)の合否については「ITパスポートの合否はいつ?その場・当日に確認可能!合否判定・基準は?試験結果レポートはある?」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ITパスポート(CBT)で電卓・計算用紙は使える?

ITパスポート(CBT)で電卓は使えませんが、計算用紙は使えます。

※詳しくは「ITパスポート試験は電卓・計算機の持ち込み不可!複雑な計算は不要!」をご覧ください。

ITパスポートの試験日当日に必要な持ち物は以下の3つです。

  1. 確認票
  2. 顔写真付き本人確認書類
  3. 試験室の机上に置けるもの以外を収納するカバン・リュック

試験室の机上に置けるものは以下の6つのみです。

  • ハンカチ
  • ポケットティッシュ
  • 目薬
  • 確認票
  • 受験者注意説明書
  • 計算用紙・シャープペンシル

上記6つ以外のものを机上に置くとカンニング行為とみなされ、失格となりますのでご注意ください。

計算用紙・シャープペンシルは試験会場にいるスタッフから配布されます。

カンニング防止の観点から、受験者自身が持参した計算用紙・シャープペンシルは使用禁止になっています。

※詳しくは「ITパスポートの持ち物・必要なもの一覧!試験日当日に電卓は不要です!」をご覧ください。

電卓禁止と聞くと不安に思う人もいますが、ITパスポートで出題される計算問題を解くために複雑な計算は必要ありません。手計算(筆算)や暗算などで十分対応可能なのでご安心ください。

ITパスポートで出題される計算問題の例題は以下です。

【例題】

PCMでサンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット数16bit、2チャンネルのステレオで音楽を3分間録音し、圧縮せずに保存した。データ容量は約何MBになるか。

  1. 約0.5MB
  2. 約11MB
  3. 約15MB
  4. 約32MB

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

サンプリング周期が1秒間に44100回、16bit(2バイト)で量子化するとあります。

ステレオなのでデータ量は2倍になります。

よって、答えは44100(回) × 2(バイト) × 60(秒) × 3(分) × 2(倍)=31,752,000B(約32MB)となります。

※ITパスポートの計算問題については「ITパスポートの計算問題とは?捨てるのは?公式一覧!何問?割合は?」で詳しく解説しているので、興味がある人はぜひご覧ください。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

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今回はITパスポートのCBTとは何かについて解説していきました。

CBT=パソコンを使った試験のことです。ITパスポートを受験予定の人は必ず覚えておきましょう。

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