ITパスポートを受験する人の中には試験日当日の持ち物・必要なものが気になっている人もいるでしょう。
後ほど詳しく解説しますが、ITパスポートの受験に電卓は不要です。
今回は日本トップクラスにITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートの持ち物・必要なものをご紹介していきます。
ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。
これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。
ITパスポートの持ち物・必要なもの一覧
ITパスポート試験日当日の持ち物・必要なものは以下の3つです。
- 確認票
- 顔写真付き本人確認書類
- 試験室の机上に置けるもの以外を収納するカバン・リュック
それぞれ詳しく解説していきます。
1：確認表
確認票はITパスポート受験時のログインに必要な受験番号・利用者ID・確認コードおよび試験日時・会場・注意事項等が記載されたものです（サンプルは以下）
ITパスポート試験の確認票は利用者メニューにある「受験関連メニュー」の「確認票ダウンロード」からダウンロード・印刷が可能です。
確認票を印刷できない場合は受験番号・利用者ID・確認コードを控えておき、試験会場で専用用紙に転記する必要があります。
2：顔写真付き本人確認書類
顔写真付き本人確認書類は有効期限内のものかつ原本に限ります。
顔写真付き本人確認書類は試験会場でスタッフに提示し、本人確認を行うために必要です（替え玉・代行受験防止のため）
顔写真付き本人確認書類をスタッフに提示しても、以下1・2のように本人確認ができない場合はITパスポートの受験ができないのでご注意ください。
- 顔写真の汚れ・不鮮明または発行から年数が経過しているなどによって、顔写真と受験者が同一人物であると判断できない。
- 氏名や有効期限などが汚れ・破れなどによって読み取れない。
ITパスポートで認められている顔写真付き本人確認書類は以下の7つです。
- 運転免許証（仮運転免許証を含む）
- 住民基本台帳カード（顔写真付き）、マイナンバー個人番号カード（顔写真付き）
- パスポート
- 特別永住者証明書、在留カード
- 身体障害者手帳（顔写真付き）
- 社員証（以下の1～3の要件を満たすもの）
- 中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、大学院、高等専門学校、専修学校が発行した学生証（顔写真付き）
- 「社員証」「従業員証」「職員身分証明書」などの記載があり、企業等に所属していることが確認できること。
- 発行した企業等の「名称」および「本人の氏名」の記載があること。
- 本人確認可能な顔写真が貼付されており、顔写真には割り印、エンボス、ラミネート加工のいずれかがされていること。または、プラスチックカードに印刷されていること（スマートフォン用アプリなどの電子機器を利用した社員証は使用不可）
学生証に関してですが、学生証が学年毎に発行される場合、在籍年次以外の学生証は無効となるのでご注意ください。
ただし、有効期限日が記載されている学生証の場合は有効期限日まで使用可能です。
また、スマートフォン用アプリ等の電子機器を利用した学生証や海外の学校の学生証は使用できませんのでご注意ください。
3：試験室の机上に置けるもの以外を収納するカバン・リュック
ITパスポートの試験室の机上に置けるものは以下の6つのみです。
- ハンカチ
- ポケットティッシュ
- 目薬
- 確認票
- 受験者注意説明書
- メモ用紙、シャープペンシル
上記6つ以外のものを机上に置くとカンニング行為とみなされ、失格となりますのでご注意ください。
※ロッカーが設置されている試験会場の場合、カバンやリュックはロッカーにしまう必要があります。ロッカーが設置されていない試験会場の場合は試験監督員に指示された場所（座席の足元）に置かなければなりません。
時計も机上に置くことができないので、時間はパソコンに表示されている時計で確認することになります。
腕時計の着用は認められていませんのでご注意ください。マスクの着用は認められています。
受験者注意説明書・メモ用紙・シャープペンシルは当日、試験会場でスタッフから配布されます。
※「ITパスポートの会場・予約方法は？予約取れない・できないこともある？変更方法・状況確認の方法！」もぜひ合わせてご覧ください。
メモ用紙・シャープペンシルはカンニング防止のため、受験者自身が持参したものは使えません。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
ITパスポート試験日当日に電卓は不要
先ほどご紹介した試験室の机上に置けるもの6つの中に電卓が含まれていないと思った人もいるでしょう。
ITパスポート試験では電卓・計算機の持ち込みが禁止されているのでご注意ください。
※詳しくは「ITパスポート試験は電卓・計算機の持ち込み不可！複雑な計算は不要！」をご覧ください。
ITパスポートでは以下のような計算問題も出題されますが、電卓がなくても手計算（筆算）や暗算などで十分に計算可能なのでご安心ください。
※「ITパスポートの計算問題とは？捨てるのは？公式一覧！何問？割合は？」もぜひ合わせてご覧ください。
【例題（平成24年度過去問）】
MTBFが600時間、MTTRが12時間である場合、稼働率はおよそ幾らか。
- 0.02
- 0.20
- 0.88
- 0.98
【解答＆解説】
正解は4・・・（答）です。
稼働率＝MTBF ÷ （MTBF＋MTTR）で計算可能なので、答えは600÷（600＋12）＝600÷612≒0.98となります。
※稼働率の詳細については「ITパスポートでMTBF・MTTR・稼働率の公式は暗記必須！使い方を例題で丁寧に解説」をご覧ください。
ITパスポート試験日当日の流れは？
ITパスポート試験日当日の流れは以下の7ステップです。
- 試験会場へ入館
- 受付（本人確認）
- 座席案内
- 受験者端末にログイン
- 試験開始
- 試験結果確認
- 退館
それぞれの詳細は以下となります。
1：試験会場へ入館
ITパスポートの試験当日は試験開始時間の30分前から開場・受付が開始されます。
受付や注意事項の説明、試験開始前の操作確認などがあるので、余裕を持って入館することをおすすめします。
ちなみにですが、ITパスポートは遅刻しても受験可能です。
ITパスポートの試験時間は120分です（問題が解き終わったら途中退席することも可能）
例えば、試験開始時間が10:00の場合、受験者は12:00まで試験会場で問題を解くことが可能です。
試験終了時刻（今回の場合は12:00）までの遅刻であれば、いつ試験会場に入室しても受験可能です。
詳しくは「ITパスポートは遅刻しても受験可能！無断欠席もOK！何分まで遅れていい？」で解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
2：受付（本人確認）
受付（本人確認）では確認票と顔写真付き本人確認書類をスタッフに提示します。
上記でも解説した通り、確認票を印刷できない場合は受験番号・利用者ID・確認コードを控えておき、試験会場で専用用紙に転記する必要があります。
顔写真付き本人確認書類を提出する際にマスクを着用している場合はマスクを一時的に外さなければならないこともあります。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
3：座席案内
ステップ1・2が完了したら、スタッフに座席まで案内されます。
試験が開始されるまでは試験会場で配布された「受験者注意説明書」読んでおきましょう。
「受験者注意説明書」はITパスポートが公開しているので、事前に自宅などで読むことも可能です。
4：受験者端末にログイン
受験番号・利用者ID・確認コードを画面に入力し、受験者端末にログインします。
※確認票または専用用紙はログイン後、試験監督員が回収します。
5回間違えるとロックされてしまうので、ロックされた場合は手を挙げて合図をし、試験監督員の指示に従ってください。
ログイン後は同意事項を確認し、「同意する」ボタンをクリックします。
「同意しない」ボタンをクリックすることも可能ですが、その場合は受験辞退となり受験することができなくなります。返金もされません。「同意しない」ボタンは絶対にクリックしないようご注意ください。
※「ITパスポートはキャンセル不可！返金もキャンセル料もなし！いつまで予約変更可能？」もぜひ参考にしてください。
「同意する」ボタンをクリック後は操作説明を確認することができます。
操作説明はスキップ（読み飛ばし）することも可能です。
操作説明の確認に制限時間はありません。試験開始時刻を超えても確認できますが、試験時間はその分短くなります。
5：試験開始
試験開始時刻になるまで試験は開始できません。
試験開始時刻の1分前になると、画面上に試験開始案内が表示されます。
※試験開始時刻に遅れた受験者には表示されません。
画面上に表示される文字の色などは変更可能で、問題表示画面を見やすい画面に調整することができます。
変更可能な設定は白黒反転、背景色、文字色、表示倍率です。
マウスの調整（移動スピード等）はできない仕様となっています。
画面の明るさを調整したい場合は手を挙げて合図する必要があります。
上記でも解説した通り、ITパスポートは問題が解き終わったら途中退席することも可能ですが、試験中に一度退室すると再入室はできないのでご注意ください。
トイレや気分が悪い場合などは退室が許可されるので、手を挙げて合図する必要があります。
6：試験結果確認
試験終了時刻になると解答の入力などの操作が一切できなくなり、自動的に採点が開始されます。
試験終了時刻よりも前に解答を終了する場合は「解答終了」ボタンをクリックします。すると、自動的に採点が開始されます。
採点終了後は試験結果が表示されるので、自分の得点を確認することができます。
ITパスポートの合否判定・基準は以下2つの条件を両方とも満たすことなので、試験終了後は自分の合否がすぐにわかります。
- 各分野ごとに1,000点満点に換算したとき、300点以上の得点
- 試験全体を1,000点満点に換算したとき、600点以上の得点（＝総合評価点が600点以上）
※「ITパスポートの合否はいつ？その場・当日に確認可能！合否判定・基準は？試験結果レポートはある？」もぜひ合わせてご覧ください。
7：退館
試験監督員によるメモ用紙などの回収後、試験室から退出します。
忘れ物がないことを確認してから試験会場を退館するようにしましょう。
当日の忘れ物は原則として試験終了後1週間、受験された試験会場で保管されます。
1週間以内に連絡がないものについては処分されます。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はITパスポートの持ち物・必要なものと試験日当日の流れについて解説しました。
ITパスポートでは電卓が使えないので、過去問を解くときも電卓は使わないようにしましょう。
