ITパスポート試験は電卓・計算機の持ち込み不可!複雑な計算は不要!

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本記事のタイトルの通り、ITパスポート試験では電卓・計算機の持ち込みが禁止されています。

計算はすべて手計算で行う必要があります。

今回は日本で一番ITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートと電卓・計算機の関係について徹底解説していきます。

ITパスポートを受験予定の人は必見の内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

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ITパスポート試験は電卓・計算機の持ち込み不可!

冒頭でも解説した通り、ITパスポート試験では電卓・計算機の持ち込みが禁止されています。

ITパスポート試験当日に受験者が持参すべきものは以下の3つです。

  • 確認票(確認票を印刷できない場合は受験番号・利用者ID・確認コードの3つの控え)
  • 顔写真付き本人確認書類
  • 試験室の机上に置けるもの以外を収納するカバン・リュック

それぞれについて詳しく解説していきます。

※「ITパスポートの持ち物・必要なもの一覧!試験日当日に電卓は不要です!」もぜひ合わせてご覧ください。

確認表

確認票はITパスポート受験時のログインに必要な受験番号・利用者ID・確認コードおよび試験日時・会場・注意事項等が記載されたものです(サンプルは以下)

確認票のサンプル

ITパスポート試験の確認票は利用者メニューにある「受験関連メニュー」の「確認票ダウンロード」からダウンロード・印刷が可能です。

確認票ダウンロード

顔写真付き本人確認書類

顔写真付き本人確認書類は有効期限内のものかつ原本に限ります。

顔写真付き本人確認書類は試験会場でスタッフに提示し、本人確認を行うために必要です(替え玉・代行受験防止のため)

顔写真付き本人確認書類をスタッフに提示しても、以下1・2のように本人確認ができない場合はITパスポートの受験ができないのでご注意ください。

  1. 顔写真の汚れ・不鮮明または発行から年数が経過しているなどによって、顔写真と受験者が同一人物であると判断できない。
  2. 氏名や有効期限などが汚れ・破れなどによって読み取れない。

ITパスポートで認められている顔写真付き本人確認書類は以下の7つです。

  • 運転免許証(仮運転免許証を含む)
  • 住民基本台帳カード(顔写真付き)、マイナンバー個人番号カード(顔写真付き)
  • パスポート
  • 特別永住者証明書、在留カード
  • 身体障害者手帳(顔写真付き)
  • 社員証(以下の1~3の要件を満たすもの)
  • 中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、大学院、高等専門学校、専修学校が発行した学生証(顔写真付き)
  1. 「社員証」「従業員証」「職員身分証明書」などの記載があり、企業等に所属していることが確認できること。
  2. 発行した企業等の「名称」および「本人の氏名」の記載があること。
  3. 本人確認可能な顔写真が貼付されており、顔写真には割り印、エンボス、ラミネート加工のいずれかがされていること。または、プラスチックカードに印刷されていること(スマートフォン用アプリなどの電子機器を利用した社員証は使用不可)

学生証に関してですが、学生証が学年毎に発行される場合、在籍年次以外の学生証は無効となるのでご注意ください。

ただし、有効期限日が記載されている学生証の場合は有効期限日まで使用可能です。

また、スマートフォン用アプリ等の電子機器を利用した学生証や海外の学校の学生証は使用できませんのでご注意ください。

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試験室の机上に置けるもの以外を収納するカバン・リュック

ITパスポートの試験室の机上に置けるものは以下の6つのみです。

  • ハンカチ
  • ポケットティッシュ
  • 目薬
  • 確認票
  • 受験者注意説明書
  • メモ用紙、シャープペンシル

上記6つ以外のものを机上に置くとカンニング行為とみなされ、失格となりますのでご注意ください。

時計も机上に置くことができないので、時間はパソコンに表示されている時計で確認することになります。

腕時計の着用は認められていませんのでご注意ください。マスクの着用は認められています。

受験者注意説明書・メモ用紙・シャープペンシルは当日、試験会場でスタッフから配布されます。

※「ITパスポートの会場・予約方法は?予約取れない・できないこともある?変更方法・状況確認の方法!」もぜひ合わせてご覧ください。

メモ用紙・シャープペンシルはカンニング防止のため、受験者自身が持参したものは使えません。

ITパスポートは電卓・計算機がなくても問題解ける?

ITパスポートでは3つの分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)から問題が出題されますが、それぞれで計算問題が試験範囲に含まれています。

※3つの分野の詳細は「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」をご覧ください。

ITパスポートの試験時間は120分・問題数は100問ですが、計算問題は5〜10問程度しか出題されません。

※「ITパスポートの試験時間・問題数は120分で100問!長い?途中退出可能?」もぜひ合わせてご覧ください。

ITパスポートで出題される計算問題は電卓・計算機がなくても手計算(筆算)で十分対応できるレベルです。

各分野における計算問題の例題は以下の通りです。

※「ITパスポートの計算問題とは?捨てるのは?公式一覧!何問?割合は?」もぜひ合わせてご覧ください。

【ストラテジ系の計算問題(平成28年度過去問)】

小売業を営むある企業の当期の売上高は1,500万円、商品仕入高は1,000万円であった。期首の商品棚卸高が100万円、期末の商品棚卸高が200万円であるとき、当期の売上総利益は何万円か。

  1. 200
  2. 400
  3. 500
  4. 600

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

売上総利益=売上高-売上原価ですが、商品棚卸高が期首と期末で変化しているので、売上原価=商品仕入高でないことに注意します。

売上原価=商品仕入高+期首の商品棚卸高-期末の商品棚卸高なので、売上総利益=1,500-(1,000+100-200)=600[万円]となります。

※ストラテジ系の詳細は「ITパスポートのストラテジ系とは?苦手な人向け勉強法や問題例・過去問・用語は?」をご覧ください。

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【マネジメント系の計算問題(令和5年度過去問)】

ソフトウェア開発の仕事に対し、10名が15日間で完了する計画を立てた。しかし、仕事開始日から5日間は、8名しか要員を確保できないことが分かった。計画どおり15日間で仕事を完了させるためには、6日目以降は何名の要員が必要か。ここで、各要員の生産性は同じものとする。

  1. 10
  2. 11
  3. 12
  4. 14

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。

当初計画は10人×15日=150人日で、仕事開始から5日間は8人×5日=40人日です。

その差は150-40=110人日であり、この110人日分の仕事を残り10日間で完成させる必要があるので、110人日÷10日=11人の要員が必要となります。

※以上の問題は仕事算とも呼ばれています。仕事算をもっと解きたい人は「【SPI】仕事算の練習問題を15問用意しました・わかりやすい解説付き」をご覧ください。

【テクノロジ系の計算問題(平成21年度過去問)】

あるシステムは5,000時間の運用において、故障回数は20回、合計故障時間は2,000時間であった。おおよそのMTBF、MTTR、稼働率の組合せのうち、適切なものはどれか。

MTBF(時間)MTTR(時間)稼働率(%)
10015040
10015060
15010040
15010060

【解答&解説】

正解はエ・・・(答)です。

運用時間が5,000時間で故障時間が2,000時間なので、稼働時間は3,000時間です。

故障回数が20回なので、

  • MTBF=3,000÷20=150[時間]
  • MTTR=2,000÷20=100[時間]
  • 稼働率=150÷(150+100)×100=60[%]

となります。

※テクノロジ系の詳細は「ITパスポートのテクノロジ系とは?攻略法・苦手な人向け勉強方法は?難しい?問題例や用語もご紹介」をご覧ください。

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今回はITパスポート試験は電卓・計算機の持ち込み可能なのかについて解説しました。

ITパスポートを受験予定の人は当日の持ち物を必ず入念に確認しておきましょう。

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