ITパスポートは700点以上でも不合格になることがある!その理由をわかりやすく解説

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本記事のタイトルの通り、ITパスポートは700点以上でも不合格になることがあります。

今回は日本トップクラスにITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートは700点以上でも不合格になることがある理由についてわかりやすく解説していきます。

ITパスポートを受験予定の人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。

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ITパスポートは700点以上でも不合格になることがある!

まず前提として、ITパスポートでは3つの分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)から問題が出題されます。

※それぞれの詳細は「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」をご覧ください。

ITパスポートでは各分野を1,000点満点に換算し、試験全体も1,000点満点に換算します。

※試験全体の点数は「総合評価点」と呼ばれています。詳しくは「ITパスポートの総合評価点とは?総合評価点だけ足りないと合格できない?上げ方は?400点・500点だとダメ?」をご覧ください。

なので、ITパスポートの試験結果は以下のようになります(あくまでも一例です)

  • 総合評価点=750/1,000点
  • ストラテジ系=650/1,000点
  • マネジメント系=750/1,000点
  • テクノロジ系=800/1,000点

ITパスポートの合格基準は以下2つの条件を両方とも満たすことです。

  1. 総合評価点が600点以上
  2. 各分野ごとに1,000点満点に換算したとき、300点以上の得点

どちらか一方を満たしただけでは不合格となりますのでご注意ください。

※ITパスポートは何度でも受験可能なので、不合格だったとしても再受験が可能です。詳しくは「ITパスポート再受験はいつから?同じ問題出る?落ちた・不合格でも再受験可能!費用は?」をご覧ください。

つまり、ITパスポート試験全体(総合評価点)では700点以上を取れていたとしても、いずれかの分野が300点未満だと不合格になります。

一例は以下です。

  • 総合評価点=750/1,000点
  • ストラテジ系=200/1,000点
  • マネジメント系=800/1,000点
  • テクノロジ系=900/1,000点

以上の場合、総合評価点=750点なので上記でご紹介した1つ目の合格基準はクリアしていますが、ストラテジ系の点数が200点なので2つ目の合格基準がクリアできていません。

※ストラテジ系の詳細は「ITパスポートのストラテジ系とは?苦手な人向け勉強法や問題例・過去問・用語は?」をご覧ください。

よって、この場合は試験全体(総合評価点)では700点以上を取れていますが、残念ながら不合格となります。

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ITパスポートで700点以上取って合格するには?

繰り返しにはなりますが、ITパスポート試験全体(総合評価点)では700点以上を取れていたとしても、いずれかの分野が300点未満だと不合格になってしまいます。

※「ITパスポート落ちた!落ちるのはやばい?不合格でも再受験可能!次で受かるための方法」もぜひ参考にしてください。

なので、ITパスポートに合格するには3分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)をある程度満遍なく勉強することが重要です。

効率良く3分野の勉強を行うには、各分野での頻出問題を把握することが重要です。

ITパスポートの試験範囲はかなり広いため、あらゆる分野の問題がある程度均等に出題されると思っている人もいますが、それは間違いです。

※ITパスポートの試験範囲については「ITパスポートの試験範囲は広い!変更・拡大されることもあるので要注意」をご覧ください。

筆者がITパスポートの過去問・計10,000問の出題内容を調査したところ、以下のような結果となりました。

分野出題内容出題数[問]割合[%]
ストラテジ系企業活動79822.8
マーケティング38010.9
法務・法律81723.3
企業会計42512.1
システム企画1584.5
システム戦略2507.1
経営戦略マネジメント59617.0
技術戦略マネジメント762.2
3,500100
マネジメント系システム開発技術46723.4
ソフトウェア開発管理技術1296.5
プロジェクトマネジメント71235.6
サービスマネジメント47323.7
システム監査21911.0
2,000100
テクノロジ系ハードウェア481.1
ソフトウェア390.9
ネットワーク1,04223.1
コンピュータとデジタル情報1242.8
アルゴリズムとプログラミング1052.3
情報デザイン350.8
情報メディア411.0
データベース72316.1
セキュリティ2,20349.0
データサイエンス1403.1
4,500100

なので、ITパスポートを受験予定の人は以下の問題を重点的に勉強・対策してください。

  • ストラテジ系:企業活動、法務・法律、経営戦略マネジメント
  • マネジメント系:プロジェクトマネジメント
  • テクノロジ系:ネットワーク、セキュリティ

※テクノロジ系の詳細は「ITパスポートのテクノロジ系とは?攻略法・苦手な人向け勉強方法は?難しい?問題例や用語もご紹介」をご覧ください。

特にセキュリティは近年、出題頻度がかなり高いです。

ITパスポートのセキュリティでは以下のような問題が出題されます。

【例題(令和3年度過去問)】

J-CRATに関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 企業などに対して、24時間体制でネットワークやデバイスを監視するサービスを提供する。
  2. コンピュータセキュリティに関わるインシデントが発生した組織に赴いて、自らが主体となって対応の方針や手順の策定を行う。
  3. 重工、重電など、重要インフラで利用される機器の製造業者を中心に、サイバー攻撃に関する情報共有と早期対応の場を提供する。
  4. 相談を受けた組織に対して、標的型サイバー攻撃の被害低減と攻撃の連鎖の遮断を支援する活動を行う。

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

J-CRATはIPAによって2014年に設立された組織です。

「標的型サイバー攻撃相談窓口」を持ち、標的型サイバー攻撃に対する相談受付や助言、レスキュー支援、オンサイト支援などを行っています。

近年のITパスポートでセキュリティに関する問題が頻出している理由としては

  • デジタル社会の進展とセキュリティの重要性の増大
  • サイバー攻撃の増加
  • 情報セキュリティ法規制の強化
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

などがあげられます。

それぞれの詳細は「ITパスポートは570点で合格できる?絶対にできません!」で解説しているので、気になる人はぜひ参考にしてください。

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今回はITパスポートが700点以上でも不合格になることがある理由について解説しました。

ITパスポートはITに関してかなり幅広い知識が求められる試験です。

ITパスポートを受験予定の人はなるべく早めに勉強・対策を行いましょう。

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