ITパスポートの偏差値・点数・配点を完全解説!ITパスポート受験者必見!

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本記事では、日本で一番ITパスポートを熟知している私ケンジが、

  • ITパスポートは数多くある資格試験の中だとどれくらいの偏差値なのか
  • ITパスポートの偏差値分布
  • ITパスポートの点数分布、確認方法、配点

などについて解説していきます。

ITパスポートを受験予定の人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

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ITパスポートは資格試験の中でどれくらいの偏差値?

現在はITパスポートだけでなく数多くの資格があり、難易度も様々です。

公認会計士や弁護士のようにかなり難しい資格もあれば、講習を受けるだけで合格する資格もあります。

有名な資格を大学の偏差値に例えると、以下のようになります。

偏差値資格大学
71〜公認会計士、弁護士東京大学、京都大学
65〜70不動産鑑定士、司法書士、弁理士早稲田大学、慶應大学
60〜64中小企業診断士、宅建、行政書士、社労士、技術士二次試験、通関士、マンション管理士、ケアマネジャー明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学
50〜55ITパスポート、技術士一次試験、測量士、管理業務主任者、社会福祉士日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学

※上記は各資格試験の合格に必要な勉強時間を参考に、筆者が独自に振り分けたものとなります。

ITパスポートの偏差値は上記の表の通り、50〜55くらいが妥当でしょう。

令和3年度1月度におけるITパスポートの合格率は以下となっており、全体で見ると受験者の半分以上が合格しています。

また、ITパスポートは高校生の合格者も多数存在する資格試験なので、決して難しい試験とは言えません。

※「ITパスポートの高校生合格率は?メリットは?独学可能?勉強方法もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

応募者数受験者数合格者数合格率
社会人8,264人7,197人4,587人63.7%
学生4,593人4,069人1,808人44.4%
合計12,857人11,266人6,395人56.8%

これはあくまでも筆者の個人的な意見ですが、ITパスポートは人によっては10時間の勉強で合格することも可能です。

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ITパスポートの偏差値分布は?

ITパスポート試験を主催している独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は偏差値の分布表を公開しています。

令和元年7月度〜令和2年6月度における偏差値の分布表は以下の通りです。

<受験者全体(94,547人)>

総合評価点人数上位から偏差値
900点〜660人0.7%74〜82
850点〜1,486人2.3%70〜74
800点〜3,441人5.9%66〜70
750点〜6,544人12.8%62〜66
700点〜10,091人23.5%58〜62
650点〜13,726人38.0%54〜58
600点〜16,662人55.6%50〜54
550点〜12,413人68.8%46〜50
500点〜10,627人80.0%42〜46
450点〜8,025人88.5%38〜42
400点〜5,463人94.3%34〜38
350点〜3,220人97.7%30〜34
300点〜1,576人99.4%26〜30
0点〜613人100.0%2〜26

偏差値は特定の集団内での相対的な位置を示す指標で、平均点を取れば偏差値=50となります。

上記の表を見ると、偏差値=50となるのは550点〜650点の間なので、ITパスポートの平均点は600点前後であることがわかります。

※詳しくは「ITパスポートの平均点は非公開だが600点前後!合格者の平均点は完全不明」をご覧ください。

ITパスポートの偏差値を社会人と学生の受験者に分けた場合の分布は以下の通りです。

<社会人の受験者(56,486人)>

総合評価点人数上位から偏差値
900点〜579人1.0%73〜81
850点〜1,242人3.2%68〜73
800点〜2,731人8.1%64〜68
750点〜5,024人17.0%60〜64
700点〜7,246人29.8%56〜60
650点〜9,242人46.1%52〜56
600点〜10,189人64.2%47〜52
550点〜7,081人76.7%43〜47
500点〜5,551人86.5%39〜43
450点〜3,742人93.2%35〜39
400点〜2,200人97.1%31〜35
350点〜1,106人99.0%26〜31
300点〜418人99.8%22〜26
0点〜135人100.0%-3〜22

<学生の受験者(38,061人)>

総合評価点人数上位から偏差値
900点〜81人0.2%77〜85
850点〜244人0.9%73〜77
800点〜710人2.7%69〜73
750点〜1,520人6.7%65〜69
700点〜2,845人14.2%61〜65
650点〜4,484人26.0%57〜61
600点〜6,473人43.0%53〜57
550点〜5,332人57.0%49〜53
500点〜5,076人70.3%45〜49
450点〜4,283人81.6%41〜45
400点〜3,263人90.1%37〜41
350点〜2,114人95.7%33〜37
300点〜1,158人98.7%29〜33
0点〜478人100.0%5〜29

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ITパスポートで偏差値に関する問題は出る?

結論から言うと、ITパスポートで偏差値に関する問題は出ることがあります。

ITパスポートでは3つの分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)から問題が出題されますが、偏差値に関する問題はテクノロジ系で出題されます。

※3つの分野の詳細は「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」をご覧ください。

偏差値に関する問題の例題(過去問)は以下の通りです。

【例題(令和5年度過去問)】

受験者10,000人の4教科の試験結果は以下のとおりであり、いずれの科目の得点分布も正規分布に従っていたとする。ある受験者の4教科の得点が全て71点であったとき、この受験者が最も高い偏差値を得た科目はどれか。

科目平均点標準偏差
国語62点5
社会55点9
数学58点6
理科60点7
  1. 国語
  2. 社会
  3. 数学
  4. 理科

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

偏差値は集団の平均値を50、標準偏差を10としたとき、ある値が平均からどれだけ離れているかを示す指標です。

例えば、平均値が100で、標準偏差が10のとき、100点の偏差値は50、110点の偏差値は50+10=60、90点の偏差値は50-10=40となります。

偏差値は「(個人の得点-平均点)÷標準偏差×10+50」で計算可能です。

以上をもとにすると、受験者の各科目の偏差値は以下の通りとなります。

  • 国語:(71-62)÷5×10+50=68
  • 社会:(71-55)÷9×10+50≒67
  • 数学:(71-58)÷6×10+50≒71
  • 理科:(71-60)÷7×10+50≒65

よって、偏差値が最も高い科目は数学となります。

※テクノロジ系の問題をもっと解きたい人は「ITパスポートのテクノロジ系とは?攻略法・苦手な人向け勉強方法は?難しい?問題例や用語もご紹介」をご覧ください。

ITパスポートの点数配分・配点は?

ITパスポートの試験時間は120分で、問題数は全部で100問です。

※「ITパスポートの試験時間・問題数は120分で100問!長い?途中退出可能?」もぜひ合わせてご覧ください。

分野別の割合はストラテジ系が35%(35問)、マネジメント系が20%(20問)、テクノロジ系が45%(45問)となっています。

ITパスポートの合格基準は以下2つの条件を両方とも満たすことです。

  1. 試験全体を1,000点満点に換算したとき、600点以上の得点(=総合評価点が600点以上)
  2. 各分野ごとに1,000点満点に換算したとき、300点以上の得点

※総合評価点の詳細は「ITパスポートの総合評価点とは?総合評価点だけ足りないと合格できない?上げ方は?400点・500点だとダメ?」をご覧ください。

ITパスポートでは各分野を1,000点満点に換算し、試験全体も1,000点満点に換算します。

総合評価点=1,000点満点・問題数=100問より、ITパスポートは1問10点なのでは?と思う人もいるでしょうが、それは間違いなのでご注意ください。

ITパスポートの点数配分・配点は完全非公開となっています。

なので、1問=10点とは限りません。

ちなみにですが、ITパスポートにおける合否判定の総合評価は92問で行われ、残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます(=この8問は採点対象外となる)

ITパスポートの点数配分・配点が非公開である理由は「ITパスポートの採点方法は非公開!8問は採点されない!」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ITパスポートの点数確認はいつできる?

結論から言うと、ITパスポートの点数は受験が終わるとすぐに確認できます。

ITパスポートは試験が終了すると即座に採点が自動で行われ、その場で点数が表示されます。

なので、試験終了後はその場で自分の点数が合格ラインに達しているかどうかわかります。

※詳しくは「ITパスポートの合否はいつ?その場・当日に確認可能!合否判定・基準は?試験結果レポートはある?」をご覧ください。

ちなみにですが、受験月の翌月15日前後の正午頃には、ITパスポート公式サイトで合格者の番号を確認することもできます。

また、受験月の翌々月15日前後には合格証書が簡易書留で発送されます。

ITパスポートの点数は合格証書に書いてある?

ITパスポートの合格証書の正式名称は「情報処理技術者試験合格証書」で、経済産業大臣から交付されます。

合格証書は以下のようになっており、点数は記載されていません。

ITパスポートの合格証書

合格証書の再発行はできないので、紛失しないよう十分ご注意ください。

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今回はITパスポートの偏差値や点数・配点などについて解説しました。

本記事でご紹介した偏差値の分布表はかなり貴重なデータなので、ITパスポートを受験予定の人は時間があるときにでもじっくり見てみてください。

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