ITパスポートは1週間で合格を狙うことも可能な資格です。
しかし、ITパスポートの勉強を始めたばかりの人の中には、どんなスケジュールでITパスポートを勉強していけば良いのかまだわからない人もいるでしょう。
そこで今回は、日本トップレベルにITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートに1週間で合格する方法をご紹介していきます。
1週間の具体的スケジュールと勉強方法を掲載しているので、ITパスポートを受験予定の人はぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。
これさえあれば1週間もかからず、限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。
これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。
ITパスポートは1週間で合格できる?知恵袋に多数の質問あり!
「1週間の勉強でITパスポートに合格できるのだろうか?」という疑問を持っている人はたくさんいます。
Yahoo!知恵袋では以下のような質問が多数投稿されています。
1週間でITパスポートって受かれますか?どのような勉強をすると受かりやすいでしょうか?
1週間でITパスポートが必ず受かる方法、または勉強方法、良いテキスト等教えていただきたい。もう果てしなく落ちていて、受かる気がしない。助けてください。
しかし、冒頭でも解説した通り、ITパスポートは1週間の勉強で合格が狙える資格です。
ITパスポートの合格率(令和3年度1月度データ)は以下となっており、全体で見ると受験者の半分以上が合格しているので、決して難しい試験ではありません。
応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|---|
社会人 | 8,264人 | 7,197人 | 4,587人 | 63.7% |
学生 | 4,593人 | 4,069人 | 1,808人 | 44.4% |
合計 | 12,857人 | 11,266人 | 6,395人 | 56.8% |
また、noteには1週間でITパスポートに合格した体験談がいくつも投稿されています。
ITパスポートはIT初心者や非IT企業に勤めるビジネスパーソンでも十分に合格できる試験なのでご安心ください。
🔽 1週間もかからない! 🔽
ITパスポートに1週間で合格する勉強法と具体的スケジュール
日本トップクラスにITパスポートを熟知している自負のある私ケンジが考えた、ITパスポートに1週間で合格するための勉強法・具体的スケジュールは以下です。
1日3時間の勉強時間は確保できると理想です。
- 1〜3日目:頻出分野を徹底的にマスターする
- 4〜7日目:過去問演習
それぞれについて詳しく解説していきます。
1〜3日目:頻出分野を徹底的にマスターする
ITパスポートの試験範囲はかなり広いため、あらゆる分野の問題がある程度均等に出題されると思っている人もいますが、それは間違いです。
※ITパスポートの試験範囲については「ITパスポートの試験範囲は広い!変更・拡大されることもあるので要注意」をご覧ください。
筆者がITパスポートの過去問・計10,000問の出題内容を調査したところ、以下のような結果となりました。
分野 | 出題内容 | 出題数[問] | 割合[%] |
---|---|---|---|
ストラテジ系 | 企業活動 | 798 | 22.8 |
マーケティング | 380 | 10.9 | |
法務・法律 | 817 | 23.3 | |
企業会計 | 425 | 12.1 | |
システム企画 | 158 | 4.5 | |
システム戦略 | 250 | 7.1 | |
経営戦略マネジメント | 596 | 17.0 | |
技術戦略マネジメント | 76 | 2.2 | |
計 | ー | 3,500 | 100 |
マネジメント系 | システム開発技術 | 467 | 23.4 |
ソフトウェア開発管理技術 | 129 | 6.5 | |
プロジェクトマネジメント | 712 | 35.6 | |
サービスマネジメント | 473 | 23.7 | |
システム監査 | 219 | 11.0 | |
計 | ー | 2,000 | 100 |
テクノロジ系 | ハードウェア | 48 | 1.1 |
ソフトウェア | 39 | 0.9 | |
ネットワーク | 1,042 | 23.1 | |
コンピュータとデジタル情報 | 124 | 2.8 | |
アルゴリズムとプログラミング | 105 | 2.3 | |
情報デザイン | 35 | 0.8 | |
情報メディア | 41 | 1.0 | |
データベース | 723 | 16.1 | |
セキュリティ | 2,203 | 49.0 | |
データサイエンス | 140 | 3.1 | |
計 | ー | 4,500 | 100 |
※ITパスポートでは3つの分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)から問題が出題されます。詳しくは「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」をご覧ください。
以上の表を見ると、近年は
- セキュリティ
- 法務・法律
- 企業活動
- ネットワーク
- 経営戦略マネジメント
- プロジェクトマネジメント
に関する問題が特に多く出題されていることがわかります(表の赤字部分)
なので、1週間の勉強でITパスポートに合格するためには、これらの分野を重点的に対策するのが最もコスパがいいといえます。
逆に、出題数が少ない情報デザインや情報メディアの対策に時間を使うのは非常にもったいないのでご注意ください。
1週間のうちの最初の3日間で、上記の6分野をITパスポートの参考書(問題集)などで徹底的にマスターしましょう。
ITパスポートは毎年試験範囲が若干変わるので、参考書は中古ではなく新品を購入することをおすすめします。
参考書は有名な以下の3冊のうちどれか1冊を購入すれば問題ありません。本屋で軽く立ち読みをして、自分に合ったものを選んでください。
特にセキュリティに関する問題は近年、出題頻度がかなり高いので重点的に学習しましょう。
- マルウェア
- 公開鍵、秘密鍵
- WPA2
- 2要素認証
など普段聞き慣れない用語も多数登場するので、この3日間でしっかりと暗記するようにしてください。
※「ITパスポート用語集・単語一覧・PDF付き!覚え方やアプリ・本もご紹介!」もぜひ合わせてご覧ください。
🔽 1週間もかからない! 🔽
4〜7日目:過去問演習
1週間のうちの4日目からはITパスポートの過去問を解いていきます。
ITパスポートの試験時間は120分・問題数は全部で100問ですが、多くの受験者は60分程度で解き終わります。
ちなみにですが、本番は見直しも含めると90分程度で受験が完了する人がほとんどです。ITパスポートは解き終わると途中退出が可能です。
※詳しくは「ITパスポートの試験時間・問題数は120分で100問!長い?途中退出可能?」をご覧ください。
Yahoo!知恵袋でも以下のような投稿をいくつか見つけられるので、過去問1回分を解くのにかかる時間は1時間程度と考えて問題ありません。
【Q】ITパスポートを合格された方にお聞きしたいです。本番の時、一通り問題を解き終えるまでに何分ぐらいかかりましたか?再来月が初受験なので、ご参考にさせて頂きたいです。
【A】かなり丁寧に問題文を読んだので1時間程度でした。そこから見直しと、できていない所をもう一度考えたりで終わったのは1時間30分過ぎたくらいでした。丁寧に問題を解いても余裕があったので、焦らなければ大丈夫です!
ITパスポートの過去問の入手方法は主に以下の3つです。
- 本屋やAmazonなどで販売されている過去問集を購入する
- 過去問道場を使用する
- ITパスポート試験の公式サイトに掲載されている過去問を使用する
※3に関してですが、ITパスポート試験の公式サイトでは以下のように答えは掲載されているものの、解説は掲載されていないのであまりおすすめはしません。
1週間のうちの4〜7日間では、過去問を解いて間違えた問題をひたすら暗記していきます。過去問は5回分は解きたいところです。
ITパスポートでは過去に出題された問題の類似問題が数多く出題されます。
例えば、以下は平成21年度と平成25年度の過去問ですが、内容がかなり似ていることがわかります。
【過去問(平成21年度)】
SWOT分析で把握できるものはどれか。
- 経営環境
- 事業戦略
- 事業目標
- 事業領域
【解答&解説】
正解は1・・・(答)です。
SWOT分析とは強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の要素から市場を分析する手法です。
内部環境要因である自社の強み・弱みと、外部環境要因でる機会・脅威の要因を組み合わせることで、市場での機会や事業課題の発見に役立てます。
【過去問(平成25年度)】
SWOT分析の説明として、適切なものはどれか。
- 企業を取り巻く外的環境に潜む機会及び脅威、企業がもつ強み及び弱みを分析することによって、企業活動の今後の方向性を導き出すための手法である。
- 財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点から企業の業績をバランスよく評価・分析するための手法である。
- 自社の活動が顧客にとって最終的にどのような価値を生み出し、それは顧客を満足させられるかという観点から企業活動をデザインする手法である。
- 市場の成長率とマーケットシェアの二つの定量的項目で作られたマトリックスに事業をプロットし、経営資源の配分の最適化を行う手法である。
【解答&解説】
正解は1・・・(答)です。
2はBSC(Balanced Score Card)、3はバリューエンジニアリング、4は事業ポートフォリオマネジメントの説明です。
※SWOT分析はストラテジ系で頻出の用語です。ストラテジ系の詳細は「ITパスポートのストラテジ系とは?苦手な人向け勉強法や問題例・過去問・用語は?」をご覧ください。
なので、自分が過去問で間違えた問題をどんどん暗記していくことが何よりも効率の良いITパスポートの対策になります。
ここまでを1週間でやり切ればITパスポートに合格することも可能でしょう。
🔽 1週間もかからない! 🔽
今回はITパスポートに1週間で合格するための勉強法と具体的スケジュールをご紹介しました。
1週間という短い期間でITパスポートに合格するためには、分野を絞って勉強することが何よりも重要です。