ITパスポートのストラテジ系とは?苦手な人向け勉強法や問題例・過去問・用語は?

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ITパスポートではストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野から問題が出題されます。

※「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」もぜひ合わせてご覧ください。

後ほど詳しく解説しますが、ITパスポートのストラテジ系では経営者の仕事に関する問題が出題されます。

今回は日本で一番ITパスポートに詳しい私ケンジが、ITパスポートのストラテジ系とは何かについて問題例や過去問・用語を使いながら解説していきます。また、ストラテジ系が苦手な人向けの勉強法もご紹介します。

ITパスポートを受験予定の人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

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ITパスポートのストラテジ系とは?

冒頭でも解説した通り、ITパスポートではストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野から問題が出題されます。

※「ITパスポートのテクノロジ系とは?攻略法・苦手な人向け勉強方法は?難しい?問題例や用語もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

ストラテジ系は経営者の仕事に関する内容です。具体的には企業活動や法務、経営戦略、システム戦略などに関する問題が出題されます。

ITパスポート試験のシラバスを見てみると、ストラテジ系では以下24種類の問題が出題されることがわかります。

大分類中分類出題される問題
1:企業と法務1:企業活動1:経営・組織論
2:業務分析・データ利活用
3:会計・財務
2:法務4:知的財産権
5:セキュリティ関連法規
6:労働関連・取引関連法規
7:その他の法律・ガイドライン・情報倫理
8:標準化関連
2:経営戦略3:経営戦略マネジメント9:経営戦略手法
10:マーケティング
11:ビジネス戦略と目標・評価
12:経営管理システム
4:技術戦略マネジメント13:技術開発戦略の立案・技術開発計画
5:ビジネスインダストリ14:ビジネスアイテム
15:エンジニアリングシステム
16:e-ビジネス
17:Iotシステム・組込みシステム
3:システム戦略6:システム戦略18:情報システム戦略
19:業務プロセス
20:ソリューションビジネス
21:システム活用促進・評価
7:システム企画22:システム化計画
23:要件定義
24:調達計画・実施

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ITパスポート:ストラテジ系の問題例(過去問)

ここからは、上記24種類の問題例(過去問)をそれぞれご紹介していきます。

【1:経営・組織論の問題例(平成25年度過去問)】

ROE(Return of Equity)を説明したものはどれか。

  1. 株主だけでなく、債権者も含めた資金提供者の立場から、企業が保有している資産全体の収益性を表す指標
  2. 株主の立場から、企業が、どれだけ資本コストを上回る利益を生み出したかを表す指標
  3. 現在の株価が、前期実績または今期予想の1株当たり利益の何倍かを表す指標
  4. 自己資本に対して、どれだけの利益を生み出したかを表す指標

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。ROEは「当期純利益÷自己資本×100」で計算可能です。

選択肢1〜3の説明は以下の通りです。

  1. ROA(Return On Assets:総資本利益率)
  2. ROI(Return On Investment:投資利益率)
  3. PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)

【2:業務分析・データ利活用の問題例(令和3年度過去問)】

ABC分析の事例として、適切なものはどれか。

  1. 顧客の消費行動を、時代、年齢、世代の3つの観点から分析する。
  2. 自社の商品を、売上高の高い順に3つのグループに分類して分析する。
  3. マーケティング環境を、顧客、競合、自社の3つの観点から分析する。
  4. リピート顧客を、最新購買日、購買頻度、購買金額の3つの観点から分析する。

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。ABC分析はデータをパレート図で表し、「データの重要度」に応じて、データを3つのグループにランク分けする分析手法です。

ABC分析で着目するデータの例としては「売上高」や「不良品の数」などがあります。

ちなみにですが、1はコホート分析の事例、3は3C分析の事例、4はRFM分析の事例です。

【3:会計・財務の問題例(平成22年度過去問)】

損益計算書に記載されるA〜Eの5つの利益のうち、Cにあてはまるものはどれか(単位:百万円)

売上高100
売上原価75
A25
販管費および一般管理費10
B15
営業外収益3
営業外費用7
C11
特別損失2
D9
法人税・住民税および事業税3
E6
  1. 売上総利益
  2. 営業利益
  3. 経常利益
  4. 当期純利益

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

Aは売上総利益、Bは営業利益、Dは税引前当期純利益、Eは当期純利益です。

【4:知的財産権の問題例(平成28年度過去問)】

知的財産権のうち、権利の発生のために申請や登録の手続を必要としないものはどれか。

  1. 意匠権
  2. 実用新案権
  3. 著作権
  4. 特許権

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

著作権は、著作物を創作したときに権利が自動的に発生します。

その他の選択肢である産業財産権を主張するには、事前に特許庁への出願や登録が必要です。

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【5:セキュリティ関連法規の問題例(平成24年度過去問)】

不正アクセス行為の禁止等に関する法律で禁止されている行為はどれか。

  1. OSなどに存在するセキュリティ上の弱点を電気通信回線を通じて攻撃してコンピュータを不正利用する行為
  2. 営業秘密や営業上のノウハウの盗用などの不正行為
  3. 他人を誹謗中傷する内容をホームページや掲示板などへ掲載する行為
  4. 本人に対して個人情報の利用目的を隠し、不正な手段で取得する行為

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。選択肢2〜4は以下に対する違反行為となります。

  • 2:不正競争防止法
  • 3:名誉毀損罪など
  • 4:個人情報保護法

【6:労働関連・取引関連法規の問題例(平成30年度過去問)】

フレックスタイム制の運用に関する説明a〜cのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a:コアタイムの時間帯は、勤務する必要がある。

b:実際の労働時間によらず、残業時間は事前に定めた時間となる。

c:上司による労働時間の管理が必要である。

  1. a、b
  2. a、b、c
  3. a、c
  4. b

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

フレックスタイム制とは、始業時間と終業時間を労働者が決められる制度です。

bは裁量労働制の説明です。

【7:その他の法律・ガイドライン・情報倫理の問題例(平成24年度過去問)】

X社の要員をA社に駐在させ、A社のプロジェクトリーダーの指示の下でヘルプデスク業務を行っている。このときA社がX社と取り交わす契約書として適切なものはどれか。

  1. 請負契約書
  2. 雇用契約書
  3. 売買契約書
  4. 労働者派遣契約書

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

「A社のプロジェクトリーダーの指示の下」という文章から、指示(指揮命令権)が派遣先にあることがわかります。

【8:標準化関連の問題例(令和3年度過去問)】

国際標準化機関に関する記述のうち、適切なものはどれか。

  1. ICANNは、工業や科学技術分野の国際標準化機関である。
  2. IECは、電気商取引分野の国際標準化機関である。
  3. IEEEは、会計分野の国際標準化機関である。
  4. ITUは、電気通信分野の国際標準化機関である。

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。選択肢1〜3の詳細は以下です。

  1. ICANN=インターネットのドメイン名やIPアドレスを管理する非営利団体
  2. IEC=国際的な電気・電子技術の公式の標準化を行う団体
  3. ITU=情報通信技術の国際的な標準化や規制を行う国連の専門機関

【9:経営戦略手法の問題例(令和3年度過去問)】

企業の経営を、財務的な業績からだけでなく顧客、業務プロセス、学習と成長といった側面から分析評価し、戦略の策定に結び付けようとする手法はどれか。

  1. BSC
  2. CSF
  3. PPM
  4. SWOT分析

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

BSC(Balanced Scorecard:バランススコアカード)では財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4つの視点から業績評価を行います。

【10:マーケティングの問題例(令和元年度過去問)】

SEOに関する説明として、最も適切なものはどれか。

  1. SNSに立ち上げたコミュニティに参加者に、そのコミュニティの目的に合った検索結果を表示する。
  2. 自社のWEBサイトのアクセスログを、検索エンジンを使って解析し、不正アクセスの有無をチェックする。
  3. 利用者が検索エンジンを使ってキーワード検索を行ったときに、自社のWEBサイトを検索結果の上位に表示させるよう工夫する。
  4. 利用者がどのような検索エンジンを望んでいるのかを調査し、要望にあった検索エンジンを開発する。

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

選択肢1・2・4はSEOの主要な目的と関係ありません。

【11:ビジネス戦略と目標・評価の問題例(平成24年度過去問)】

企業戦略におけるアライアンスの効果として適切なものはどれか。

  1. 異文化をもった相手企業が合併や買収によって加わることで、混乱や摩擦が生じることがあるが、有形・無形の経営資源を得ることができる。
  2. 外部の専門業者にその企業にとって中核でない業務を委託することによって、企業本来の業務に人員をシフトすることができる。
  3. 技術提携、生産や販売の委託、合弁会社の設立などによって、複数の企業が互いの独自性を維持しながら連携を強化することができる。
  4. グループ企業の株式を保有することによって、本社機能に特化した会社形態として経営を行うことができる。

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

1はM&A、2はアウトソーシング、4は持ち株会社の効果です。

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【12:経営管理システムの問題例(平成24年度過去問)】

個々の営業担当者が保有している営業情報や営業ノウハウをデータベースで管理し、営業部門全体で共有できるようにしたい。この目的を達成するために活用する情報システムとして、最も適切なものはどれか。

  1. CRMシステム
  2. SCMシステム
  3. SFAシステム
  4. データウェアハウス

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

CRMシステムは、顧客との良好な関係を築いて、長期的な利益を得るためのシステムです。

SCMシステムは、調達・生産・販売などのプロセス全体の最適化を行うためのシステムです。

データウェアハウスは、意思決定に役立てるためのデータの集まりです。

【13:技術開発戦略の立案・技術開発計画の問題例(令和元年度過去問)】

特定の目的の達成や課題の解決をテーマとして、ソフトウェアの開発者や企画者などが短期集中的にアイデアを出し合い、ソフトウェアの開発などの共同作業を行い、成果を競い合うイベントはどれか。

  1. コンベンション
  2. トレードフェア
  3. ハッカソン
  4. レセプション

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

1のコンベンションとは大規模集会です。2のトレードフェアとは商談会です。4のレセプションとは歓迎会です。

【14:ビジネスアイテムの問題例(令和5年度過去問)】

記述a〜cのうち、「人間中心のAI社会原則」において、AIが社会に受け入れられ、適正に利用されるために、社会が留意すべき事項として記されているものだけを全て挙げたものはどれか。

a:AIの利用にあたっては、人が利用方法を判断し決定するのではなく、AIが自律的に判断し決定できるように、AIそのものを高度化しなくてはならない。

b:AIの利用は、憲法及び国際的な規範の保障する基本的人権を侵すものであってはならない。

c:AIを早期に普及させるために、まず高度な情報リテラシーを保有する者に向けたシステムを実現し、その後、情報弱者もAIの恩恵を享受できるシステムを実現するよう、段階的に発展させていかなくてはならない。

  1. a、b
  2. a、b、c
  3. b
  4. b、c

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

人間中心のAI社会原則は、社会全体がAI(人工知能)を有効かつ安全に利用することを目的として、2019年に政府によって定められた文書です。

【15:エンジニアリングシステムの問題例(平成23年度過去問)】

エンジニアリングシステムのCAMを活用する場面として、適切なものはどれか。

  1. 工業製品や建築物などの設計図面を作成する。
  2. 工作機械を制御するための加工データを出力する。
  3. 製品の生産に必要な部品の発注量を計画する。
  4. 月別の生産日程計画を策定する。

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。

1はCADを活用する場面、3はMRPを活用する場面、4は生産管理システムを活用する場面です。

【16:e-ビジネスの問題例(令和5年度過去問)】

フリーミアムの事例として、適切なものはどれか。

  1. 購入した定額パスを持っていれば、期限内は何杯でもドリンクをもらえるファーストフード店のサービス
  2. 無料でダウンロードして使うことはできるが、プログラムの改変は許されていない統計解析プログラム
  3. 名刺を個人で登録・管理する基本機能を無料で提供し、社内関係者との間での顧客情報の共有や人物検索などの追加機能を有料で提供する名刺管理サービス
  4. 有料広告を収入源とすることによって、無料で配布している地域限定の生活情報などの広報誌

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。フリーミアムとは、基本機能を無料で提供し、追加機能を有料で提供するビジネスモデルです。

1はサブスクリプション、2はフリーウェア、4は三者間市場による広告モデルの事例です。

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【17:Iotシステム・組込みシステムの問題例(平成26年度過去問)】

組込みソフトウェアに該当するものはどれか。

  1. PCにあらかじめインストールされているオペレーティングシステム
  2. スマートフォンに自分でダウンロードしたゲームソフトウェア
  3. デジタルカメラの焦点を自動的に合わせるソフトウェア
  4. 補助記憶媒体に記録されたカーナビゲーションシステムの地図更新データ

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。組込みソフトウェアとは、ハードウェアに最初から組み込まれている、特定の用途に用いられる(汎用性のない)ソフトウェアです。

デジタルカメラの組込みソフトウェアにはオートフォーカスやタイマー撮影など、カメラの利用に限定された機能しか用意されていません。

【18:情報システム戦略の問題例(令和3年度過去問)】

エンタープライズサーチの説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 企業内の様々なシステムに蓄積されている定型または非定型なデータを、一元的に検索するための仕組み
  2. 自然言語処理を実現するための基礎データとなる、電子化された大量の例文データベース
  3. 写真や書類などを光学的に読み取り、デジタルデータ化するための画像入力装置
  4. 情報システムや業務プロセスの現状を把握し、あるべき企業の姿とのギャップを埋めるための目標を設定し、全体最適化を図ること

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

2はコーパス、3はスキャナー、4はエンタープライズアーキテクチャ(EA)の説明です。

【19:業務プロセスの問題例(平成28年度過去問)】

BPRに関する説明として、適切なものはどれか。

  1. 業務の手順を改めて見直し、抜本的に再設計する考え方
  2. サービスの事業者が利用者に対して、サービスの品質を具体的な数値として保証する契約
  3. 参加している人が自由に書き込みができるコンピュータシステム上の掲示板
  4. 情報システムを導入する際に、ユーザがベンダーに提供する導入システムの概要や調達条件を記述した文書

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

BPRとは、 企業全体の業務プロセスを抜本的に再設計する考え方です。

2はSLA、3は電子掲示板、4はRFPに関する記述です。

【20:ソリューションビジネスの問題例(平成21年度過去問)】

SaaSを説明したものはどれか。

  1. コンピュータ設備の利用サービスとして提供し、使用料を課金する。
  2. 情報システム部門の機能の一部を受託し、業務委託料を課金する。
  3. ソフトウェアの機能を複数の企業にインターネット経由でサービスとして提供し、使用料を課金する。
  4. ソフトウェアをダウンロードさせる対価としてライセンス料を課金する。

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

1はlaaS、2はシステムインテグレーションサービス、4はダウンロード販売の説明です。

【21:システム活用促進・評価の問題例(平成27年度過去問)】

情報を活用できる環境や能力の差によって、待遇や収入などの格差が生じることを表すものはどれか。

  1. 情報バリアフリー
  2. 情報リテラシー
  3. デジタルディバイド
  4. データマイニング

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

1の情報バリアフリーは障害者や高齢者など、すべての人が支障なくITを利用できるようにすることです。

2の情報リテラシーは ITを使って情報を収集・発信する能力のことです。

4のデータマイニングは、データベースから有益な情報を取り出すことです。

【22:システム化計画の問題例(平成26年度過去問)】

システム化計画の立案はソフトウェアライフサイクルのどのプロセスに含まれるか。

  1. 運用
  2. 開発
  3. 企画
  4. 要件定義

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

ソフトウェアライフサイクルは主に企画・要件定義・開発・運用・保守で構成されます。

【23:要件定義の問題例(平成31年度過去問)】

要件定義プロセスに含まれる作業はどれか。

  1. システム化計画の作成と承認
  2. システム詳細設計の実施
  3. システム投資効果とシステム化費用の予測
  4. システム利用者のニーズの整理

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

1は企画プロセスに、2は開発プロセスに、3は企画プロセスに含まれる作業です。

【24:調達計画・実施の問題例(平成28年度過去問)】

ある業務システムの新規開発を計画している企業が、SIベンダーに出すRFIの目的として、適切なものはどれか。

  1. 業務システムの開発のための契約を結ぶのに先立って、ベンダーの開発計画とその体制が知りたい。
  2. 業務システムの開発を依頼して良いベンダーか否かを判断するための必要な情報を得たい。
  3. 業務システムの開発を依頼するにあたって、ベンダーの正式な見積り金額を知りたい。
  4. 業務システムの開発をベンダーに依頼するにあたって、ベンダーとの間に機密保持契約を結びたい。

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。

RFIの目的は

  • ベンダーの一次審査
  • 自社が知らない技術情報を得ること

の2つです。1と3はRFPの目的、4はNDAの目的です。

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ITパスポートのストラテジ系が苦手な人向け勉強法

まず前提として、ITパスポートには頻出分野が存在します。

私がITパスポートのストラテジ系の過去問・計3,500問の出題内容を調査したところ、各分野の出題数は以下のような結果となりました。

分野出題内容出題数[問]割合[%]
ストラテジ系企業活動79822.8
マーケティング38010.9
法務81723.3
企業会計42512.1
システム企画1584.5
システム戦略2507.1
経営戦略マネジメント59617.0
技術戦略マネジメント762.2
3,500100

なので、ITパスポートのストラテジ系が苦手な人は上記赤字部分である

  • 企業活動
  • 法務
  • 経営戦略マネジメント

の3つを重点的に勉強することをおすすめします。

企業活動、法務、経営戦略マネジメントは用語や知識の暗記が中心なので、勉強が苦手な人でも学習しやすい分野です。

※「ITパスポート用語集・単語一覧・PDF付き!覚え方やアプリ・本もご紹介!」もぜひ合わせてご覧ください。

また、ITパスポートでは過去に出題された問題の類似問題が数多く出題されます。

なので、ストラテジ系に限らずですが、ITパスポートの対策に苦戦している人ほど過去問演習は必須となります。

できれば直近の過去問5回分は解きたいところです。

ITパスポートの試験時間は120分・問題数は全部で100問ですが、多くの受験者は60分程度で解き終わります。

本番は見直しも含めると90分程度で受験が完了する人がほとんどです。ITパスポートは解き終わると途中退出が可能です。

※詳しくは「ITパスポートの試験時間・問題数は120分で100問!長い?途中退出可能?」をご覧ください。

なので、過去問5回分を解くのにかかる時間は1時間×5回分=5時間程度となります。

過去問の入手方法は主に以下の3つです。

  • 本屋やAmazonなどで販売されている過去問集を購入する
  • ITパスポート試験ドットコムの「過去問道場」を使用する
  • ITパスポート試験公式サイトに掲載されている過去問を使用する

自分に合った方法を選んでください。

そして、過去問を解いて間違えた問題はひたすら暗記していってください。

上記でも解説した通り、ITパスポートでは過去に出題された問題の類似問題が数多く出題されます。

なので、自分が過去問で間違えた問題をどんどん暗記していくことが何よりも効率の良いITパスポートの勉強法になります。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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ITパスポートのストラテジ系で覚えておきたい用語集

最後に、ITパスポートのストラテジ系で覚えておきたい用語を中分類ごとにご紹介します。

ITパスポートを受験予定の人はぜひ参考にしてください。

企業活動

  • 経営理念
  • ビジョン
  • 経営戦略
  • 株主総会
  • CSR
  • MVV
  • グリーンIT
  • SDGs
  • ソーシャルビジネス
  • ダイバーシティ
  • OJT
  • Off-JT
  • 職能別組織
  • 事業部制組織
  • プロジェクト組織
  • マトリックス組織
  • 持ち株会社
  • CEO
  • CIO
  • パレート図
  • ABC分析
  • レーダーチャート
  • 散布図
  • 回帰分析
  • ブレーンストーミング
  • 貸借対照表
  • 損益計算書
  • キャッシュフロー計算書
  • 自己資本比率
  • 総資本回転率

法務

  • 著作権
  • 著作物
  • 著作権法
  • プログラム言語
  • アルゴリズム
  • プロトコル
  • 特許権
  • 実用新案権
  • 意匠権
  • 商標権
  • 不正競争防止法
  • ビジネスモデル特許
  • 特許法
  • パブリシティ権
  • クロスライセンス
  • サイバーセキュリティ基本法
  • サイバー攻撃
  • 不正アクセス禁止法
  • なりすまし
  • セキュリティホール
  • ウイルス作成罪
  • 労働基準本
  • 労働者派遣契約
  • 請負契約
  • 業務委託契約
  • フレックスタイム制
  • コアタイム
  • 裁量労働性
  • コンプライアンス
  • ソーシャルメディアポリシー
  • 個人情報
  • 個人情報取扱業者
  • 要配慮個人情報
  • マイナンバー
  • プロバイダ責任制限法
  • GDPR
  • 情報公開法
  • 資金決済法
  • 前払式支払手段
  • 暗号資産(仮想通貨)
  • JANコード
  • QRコード
  • ISO 9000シリーズ
  • ISO 14000シリーズ
  • ISO 27000シリーズ
  • デジュレスタンダード
  • フォーラム標準
  • デファクトスタンダード

経営戦略マネジメント

  • SWOT分析
  • PPM
  • M&A
  • アライアンス
  • ジョイントベンチャー
  • IPO
  • 4P分析
  • RFM分析
  • オピニオンリーダー
  • イノベーター理論
  • UI・UX
  • BSC
  • CSF
  • KPI・KGI
  • 一元管理の4兄弟
  • ERP
  • CRM
  • SFA
  • SCM

技術戦略マネジメント、ビジネスインダストリ

  • オープンイノベーション
  • ハッカソン
  • APIエコノミー
  • 魔の川
  • 死の谷
  • ダーウィンの海
  • キャズム
  • ロードマップ
  • RFID
  • NFC
  • GPS
  • 教師あり学習
  • 教師なし学習
  • 強化学習
  • ディープラーニング
  • ニューラルネットワーク
  • 活性化関数
  • 生成AI
  • プロンプトエンジニアリング
  • ディープフェイク
  • ハルシネーション
  • 人間中心のAI社会原則
  • CAD
  • CAM
  • コンカレントエンジニアリング
  • 受注生産方式
  • 見込生産方式
  • JIT生産方式
  • セル生産方式き
  • リードタイム
  • 不良率
  • 歩留り率
  • ロングテール
  • フリーミアム
  • CGM
  • レコメンデーション
  • エスクローサービス
  • IoT
  • アクチュエーター
  • Society 5.0
  • 仮想空間
  • 現実空間
  • 組込みシステム
  • 組込みソフトウェア

システム戦略、システム企画

  • As is・To be
  • EA(エンタープライズアーキテクチャ)
  • エンタープライズサーチ
  • SoE
  • DFD(データフロー図)
  • BPR
  • BPM
  • ワークフローシステム
  • グループウェア
  • RPA
  • テレワーク
  • シェアリングエコノミー
  • 遊休資産
  • オンプレミス
  • ハウジングサービス
  • ホスティングサービス
  • クラウドコンピューティング
  • IaaS
  • PaaS
  • SaaS
  • DaaS
  • ビッグデータ
  • データウェアハウス
  • データマイニング
  • ゲーミフィケーション
  • 情報リテラシー
  • デジタルディバイド
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)
  • SLCP
  • 共通フレーム
  • ROI
  • 要件定義
  • 業務要件
  • RFI、RFP

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今回はITパスポートのストラテジ系とは何かについて解説した後、過去問や用語の紹介なども行いました。

ITパスポートのストラテジ系は用語に関する問題が中心なので得点に繋げやすいです。

ぜひ優先度を上げて勉強を行いましょう。

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