本記事のタイトルにもある通り、ITパスポートに受験資格はありません。誰でも受験可能です。
今回は日本トップクラスにITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートの受験資格の詳細や最年少・最年長合格者などについて解説していきます。
ITパスポートを受験予定の人はぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。
これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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ITパスポートに受験資格はない!誰でも受験可能!
冒頭でも解説した通り、ITパスポートに受験資格はありません。
ITパスポートは年齢・性別・国籍など問わず誰でも受験可能な国家試験です。
ITパスポートの公式サイトにも以下の記載があります。
Q:IT初心者でも受験できますか?
A:受験資格は特段ありません。
この試験の狙いは、すべての社会人が備えておいてほしい情報技術の基礎知識を受験者に習得していただくことにあります。
技術系の社会人、理系の学生だけではなく、事務系の社会人、文系の学生なども対象としています。
試験に合格すると、職業人として備えておくべき、情報技術に関する共通的な基礎知識を習得したことを国が証明します。
出典:ITパスポート公式サイト
ITパスポートの最年少・最年長合格者は?
本記事を執筆している2024年現在、ITパスポートの最年少合格者は7歳の小学1年生です。
この小学生は令和4年3月度のITパスポート合格者であり、それまでの最年少記録である8歳を1年5ヶ月ぶりに更新しました。
最年長合格者は令和3年11月度の合格者である86歳の人です。この人はそれまでの最年長記録である83歳を3年11ヶ月ぶりに更新しています。
ちなみにですが、ITパスポートの合格者の平均年齢は33.7歳(2023年度)となっています。
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ITパスポートを受験するには申し込みが必要?
当たり前ではありますが、ITパスポートを受験するには事前申し込みが必要です。
申し込みの流れは以下の4ステップです。
- 利用者IDの登録
- 本パスワード・個人情報の登録
- 試験会場・日程選択
- 受験料の支払い
各ステップの詳細は以下です。
1:利用者IDの登録
利用者IDは受験申込や試験結果の確認等の際に必要となる個人を識別するIDです。
利用者IDの登録にはメールアドレスが必要です。
ITパスポート公式サイトにアクセスし、画面下にある「同意する」ボタンをクリックすると以下の画面に遷移するので、必要事項を記入して利用者IDの登録を行いましょう。
2:本パスワード・個人情報の登録
利用者IDの登録が完了したら、仮パスワードが登録したメールアドレス宛に送付されますので、ITパスポート試験のログイン画面にアクセスし、利用者IDと仮パスワードでログインします。
ログイン後、利用者関連メニューの「利用者情報の登録」から
- 本パスワード
- 個人情報
の登録を行います。本パスワードは忘れないようにご注意ください。
3:試験会場・日程選択
本パスワードと個人情報の登録が完了したら、先ほどと同様にITパスポート試験のログイン画面にアクセスし、受験関連メニューの「受験申込」から
- 試験会場
- 試験日
- 受験料の支払い方法
などを選択し、申し込みを行います。
※「ITパスポートの会場・予約方法は?予約取れない・できないこともある?変更方法・状況確認の方法!」もぜひ合わせてご覧ください。
4:受験料の支払い
ステップ3で選択した支払い方法に従って受験料の支払いを行います。
支払い方法は
- クレジットカード
- コンビニ支払い
- バウチャー
の3つから選択が可能です。受験料は税込7,500円です。
※ITパスポートの受験料の詳細については「ITパスポート試験の受験料・値段・費用は7500円!割引はある?」をご覧ください。
バウチャーはITパスポートの受験料支払いに使用できる電子的な前売りチケットです。
指定された銀行口座に受験料の振り込みを行うことになります。
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ITパスポートは何回でも受験できる?
ITパスポートは何回でも受験可能です。
ITパスポートの公式サイトにも以下の記載があります。
Q:ITパスポート試験は何回でも受験できますか?
A:何回でも受験できます。
ITパスポート試験は合否だけではなく、総合評価と分野別評価がわかるので、自身の弱点を把握したり、また合格後も繰り返しチャレンジすることによって、さらなる得点アップを目指すことができます。
出典:ITパスポート公式サイト
ITパスポートは
- ストラテジ系
- マネジメント系
- テクノロジ系
の3分野から問題が出題され、各分野ごとの点数がわかります(各分野1,000点満点)
※「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」もぜひ合わせてご覧ください。
また、ITパスポートでは総合評価点という概念も導入されています。
総合評価点はITパスポート試験全体の点数のことです。こちらも1,000点満点となります。
なので、ITパスポートの試験結果は以下のようになります(あくまでも一例です)
- 総合評価点=700/1,000点
- ストラテジ系=450/1,000点
- マネジメント系=500/1,000点
- テクノロジ系=550/1,000点
※詳しくは「ITパスポートの総合評価点とは?総合評価点だけ足りないと合格できない?上げ方は?400点・500点だとダメ?」をご覧ください。
ITパスポートではどんな問題が出題される?
最後に、ITパスポートで出題される問題(過去問)を分野別にご紹介します。
ITパスポートは非常に試験範囲が広いので、余裕を持って対策をしましょう。
※「ITパスポートの試験範囲は広い!変更・拡大されることもあるので要注意」もぜひ合わせてご覧ください。
【ストラテジ系の例題(平成24年度過去問)】
2種類のデータの関係性を表すことを目的として用いるものはどれか。
- 決定表
- 散布図
- 特性要因図
- パレート図
【解答&解説】
正解は2・・・(答)です。
1の「決定表」は上段に条件、下段にその条件に対する結果をまとめた表です。
3の特性要因図は品質に影響を与える事柄の関係を整理する際に使う、魚の骨の形に似た図です。
4のパレート図は「件数の棒グラフ」と「比率の折れ線グラフ」の両方で構成される図です。
※「ITパスポートのストラテジ系とは?苦手な人向け勉強法や問題例・過去問・用語は?」もぜひ合わせてご覧ください。
【マネジメント系の例題(令和4年度過去問)】
ある業務システムの再構築に関して、複数のベンダにその新システムの実現イメージの提出を求めるRFIを予定している。その際、同時にベンダからの提出を求める情報として、適切なものはどれか。
- 現行システムの概要
- システム再構築の狙い
- 新システムに求める要件
- 適用可能な技術とその動向
【解答&解説】
正解は4・・・(答)です。
1に関してですが、現行システムの概要は、新規ベンダ候補が提出できる情報ではありません。
2・3に関してですが、システム再構築の狙いや具体的な要件・詳細な仕様は、発注元企業からベンダに企業に伝えるべき内容です。
【テクノロジ系の例題(令和5年度過去問)】
OSS(Open Source Software)に関する記述a〜cのうち、適切なものだけをすべて挙げたものはどれか。
a:ソースコードに手を加えて再配布することができる。
b:ソースコードの入手は無償だが、有償の保守サポートを受けなければならない。
c:著作権が放棄されており、無断で利用することができる。
- a
- a、c
- b
- c
【解答&解説】
正解は1・・・(答)です。
b:有償サポートを提供することも自由ですが、受けなければならないわけではありません。
c:著作権は放棄されていません。
※「ITパスポートのテクノロジ系とは?攻略法・苦手な人向け勉強方法は?難しい?問題例や用語もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はITパスポートの受験資格などについて解説しました。
ITパスポートは近年、受験者数がかなり増加しています。試験会場も埋まってしまうケースがあるので、早めに申し込みをしましょう。